植物について

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春だけで終わらないイネ科植物が原因の花粉症(カモガヤ花粉症)

スギ花粉やヒノキ花粉の花粉症はよく聞きますが、同しくらいの時期から始まるものにイネ科の花粉症もあります。イネ科といっても稲ではなく、その多くはカモガヤやハルガヤといった雑草です。牧草として輸入したあと繁殖して、今ではどこにでも生えています。
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春に道端で見かける植物・タンポポの種類とタンポポに似た花たち

春に散歩をしていると見かける小さな黄色い花といえばタンポポです。タンポポにはニホンタンポポ、セイヨウタンポポがありますが、最近はニホンタンポポとセイヨウタンポポの交雑種が増えてきています。ブタナやノゲシなどもタンポポに間違われやすい花です。
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菜の花(ナノハナ)という植物はない。菜の花っていったい何の花?

春の訪れを感じさせてくれる菜の花。でも菜の花という名前の植物はなく、アブラナ科アブラナ属の植物の総称です。食用として、観賞用として、ナタネ油の採取用として育てられてきました。河川敷などで見かけるのは、セイヨウカラシナとセイヨウアブラナです。
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文旦の読み方は「ぶんたん」「ぼんたん」どっち?「ざぼん」との違い

文旦は直径15~25cm、重さ500g~2kgの大きなみかんです。「ぶんたん」や「ぼんたん」など読み方の違いはありますが標準和名は「ざぼん」です。高知県の特産品で約95%が生産されています。八朔や夏みかん、グレープフルーツも文旦の仲間です。
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同じタデ科イヌタデ属の植物かな?蓼食う虫の蓼と藍玉を作る蓼藍

蓼食う虫の蓼はタデ科イヌタデ属の植物で、葉には辛みがあり蓼虫が好んで食べるほか、蓼酢やお刺身のツマの紅蓼として私たちも食べます。藍玉を作る蓼藍もタデ科イヌタデ属なので一緒の科と属に分類されています。藍の色を作る植物は蓼藍以外にも沢山あります。
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新春の花と呼ばれるロウバイ(蝋梅)は早咲きの梅ではなく別の植物

名前に梅と付いていても梅の仲間ではない蝋梅は、蝋を塗ったような透明感のある美しい花弁が特徴です。梅の花も寒い時期から咲きますが、新春の花と呼ばれる蝋梅はもっと早い1月頃から咲き始めます。早生咲だともっと早い12月頃から。庭木にも多いです。
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すもももももももものうち?それともすももはもものうちではない?

「すもももももももものうち」という早口言葉がありますが、スモモと桃は属という分類にすればスモモはスモモ属、桃はモモ属なので別のものになります。しかしどちらもバラ科なので、大きな括りで考えると「すももももももばらのうち」になるかもしれません。
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桜はお花見だけれど、なぜ紅葉はお葉見といわず紅葉狩りなのか?

桜を観賞することは「お花見」といいますが、紅葉を見に行くことは「紅葉狩り」といいます。狩りという言葉は獣を捕まえるという意味で使いますが、紅葉を狩るわけでもないのに「狩り」と表現することは面白いですね。これは平安時代の貴族のお話に遡ります。
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混同しやすい「ハス」と「スイレン」特徴を知れば見分けるのは簡単

水辺に咲いているハス(蓮)とスイレン(睡蓮)は似ているように見えますが、ハスはハス科ハス属、スイレンはスイレン科スイレン属の植物で、それぞれの特徴を知れば簡単に見分けがつくようになります。暑い夏に水生植物を見ると、涼しく感じさせてくれます。
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えんどう・スナップえんどう・さやえんどう・豆苗の違いについて

春になると美味しい旬を迎えるえんどう豆。豆ごはんのときはさやの中の豆だけ使いますが、さやえんどうやスナップえんどうはさやごと食べます。これはえんどう豆は成熟するまでのそれぞれの過程を食べることができるからです。また豆苗はえんどうの若菜です。