一般的にオアシスと呼ばれているフローラルフォーム(花用の吸水性スポンジ)は、水を含ませると約98%が水分になるといわれています。
確かに乾いているときはとても軽くて水を含ませるとずっしりと重くなりますが、しかし本当に98%なのだろうか?と長い間、気になっていましたので持っているフローラルフォームを使って調べてみることにしました。
水を含んだフローラルフォームの水分の割合
どうやって調べるかですが、やはり乾いたフローラルフォームと水を含んだフローラルフォームの重さの比較からしか調べられないと思い、まず乾いたフローラルフォームの重さを量ってみることにしました。
フローラルフォーム1個丸ごとだと、紙皿にもスケールにも乗り切らないのでおおよそで1/3にカットしたものを用意しました。
1/3にカットした乾いたフローラルフォームの重さは15.6gです。156gのように見えますが、小数点が付いています。紙皿に乗せていますが、紙皿の重さを引いたフローラルフォームのみの重さです。
ではこれに水を含ませて再度量ってみましょう。
水を含ませたあとのフローラルフォームの重さは645gになりました。含ませ方によって誤差はあると思いますが、今回はいつも通りに水を張った容器にフローラルフォームを浮かせて、自然にフローラルフォームが沈み、しっかりと水を含んだのを確認してから紙皿に乗せたものを使っています。乾いた時と同じように紙皿の重さを引いた重さです。
この両方の重さから計算してみます。
計算の方法ですが、水を含んだフローラルフォームの重さ(水の重さとフローラルフォームの重さ)から、乾いたフローラルフォームの重さ(フローラルフォームだけの重さ)を引くと水だけの重さが分かります。そのあと水だけの重さを水を含ませたフローラルフォーム全体の重さで割ってから100を掛けると、全体に対しての水の割合が分かると思います。
計算式としては、
(水を含んだフローラルフォームの重さ-乾いたフローラルフォームの重さ)÷水を含ませたフローラルフォーム全体の重さ×100
です。
では数字を当てはめて計算してみましょう。
(645-15.6)÷645×100=97.5813953
小数第一位までとして、それ以下を四捨五入すると約97.6%が水分ということになります。整数だけにするなら小数点以下を四捨五入するとバッチリ98%ですね。
フローラルフォームに水を含ませると約98%が水分になるというのは間違いではないようです。これだけの水分を含んでくれるのだから安心してアレンジメントを作って飾ることができますね。
ただし100円均一で販売されているフローラルフォームは使ったことがないのでわかりません。
今年の夏はきゅうりを育てていました。近いうちにそれについての記事も書きますが、きゅうりは約96%が水分だそうです。フローラルフォームに近い数字なので、きゅうりをカラカラになるまで乾かすと、フローラルフォーム並みの軽さになるのでしょうか。それも気になるところです。もしかするとドライきゅうりにしてみるとわかるかもしれませんね。
今回は水を含んだフローラルフォームは水分が98%は本当なのか?というお話でした。
フローラルフォームの水の含ませ方についても書いています。
