バレンタインデーから1ヶ月、今度はホワイトデーがやってきます。ホワイトデーになにをお返ししようかと迷っておられるなら、花を贈るのはいかがでしょうか?
今回はホワイトデーにまつわるお話を書いてみたいと思います。
ホワイトデーのあれこれ
ホワイトデーはずっと以前からあったものではなく、歴史としてはバレンタインデーより新しいイベントです。
バレンタインデーについては以前の記事に書いていますが、ローマ時代にバレンタイン司教を発祥とし、日本では1936年に神戸モロゾフがチョコレートを贈りましょうという広告を出し、その後1958年にメリーチョコレートが新宿伊勢丹でバレンタインキャンペーンを開催したことから広まったものです。

ところが、その頃はバレンタインデーに対するお返しというものはありませんでした。
ホワイトデーはいつできたの?
私はそれなりの年齢(笑)ですので、ホワイトデーと呼ばれる前の呼び方に記憶があります。諸説あるようですが、私はマシュマロデーと呼んでいました。
その当時、なぜマシュマロデーがホワイトデーになったのか経緯も考えたことがなかったのですが、最近になってマシュマロデーとホワイトデーのできた理由を知りました。
マシュマロデーは福岡県の石村萬盛堂さんから
石村萬盛堂さんの鶴乃子というお菓子をご存知でしょうか?とても美味しくて好きなお菓子です。鶴乃子はマシュマロの中に餡の入った明治時代から作られている博多の銘菓です。
この鶴乃子を作られている石村萬盛堂さんの社長さんがある時、このような記事を読まれたそうです。
男性からバレンタインデーのお返しがないのは不公平。
ハンカチやキャンディー、せめてマシュマロでも…
そこで石村社長さんは、男性から女性へマシュマロをお返しをする日を作れないだろうかとお考えになったそうです。そこで考案されたのが、鶴乃子で使っているマシュマロの中の餡のかわりにチョコレートを入れたチョコレートマシュマロでした。
コンセプトは
バレンタインデーに君からもらったチョコレートを、僕のやさしさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ。
なんという可愛らしいキャッチコピーなんでしょう。
そしてそのお返しをする日をいつに決めるかいう会議で、3つの案が出たそうです。
・バレンタインデーの日付を逆さにした4月12日
・1週間後の2月21日
・1ヶ月後の3月14日
しかし4月14日だと日が空くので間延びしそう、1週間後だとお菓子屋として多忙すぎるという懸念もあり、百貨店の岩田屋さんに相談をされたところ、一番暇になる3月14日がベストというアドバイスがあり、マシュマロデーを3月14日と決められたそうです。
そして昭和53年(1978年)3月14日にマシュマロデーがスタートしました。
マシュマロデーがホワイトデーになった理由
マシュマロデーを数年続けた頃、百貨店からバレンタインデーのお返しにはマシュマロだけでなく、もっと幅広くお返しの文化としてできないだろうかという申し出があったのだそうです。そしてマシュマロの白を想起させるホワイトデーに変更できないか?と。
そして、マシュマロデーはホワイトデーと名前を変えて今に至るということなのです。
ちらっと聞いた話ですが、最近ではマシュマロをお返しに贈るのは嫌いという男性からのお断りの意味があるということ。嘘でしょ!それはないです。だって私たちが若い頃はマシュマロをお返しに頂いたら本命だと喜んでいたのですから。
ホワイトデーに贈る花
ホワイトデーになると白の花だけを集めた花束のご注文があります。かすみ草だけだったり、白いバラだけだったりということもあるのですが、店にある白の花をいろいろと混ぜて作る花束やアレンジメントは可愛く清楚です。
でも春は可愛い花が多く出回ります。バラやカーネーションという定番の花のほか、チューリップやスイートピー、ラナンキュラス、マーガレットなどといったキュートで可愛い花が多いので、折角だから春の花を使った花束やアレンジメントを贈ってみるものいいですよね。
アレンジメントはお手軽で飾りやすいですし、花束は豪華でパッと目を引いてくれます。彼女さんの好みの花やスタイルをお選び下さいね。
また生花が苦手という彼女さんへは、プリザーブドフラワーのアレンジメントもお勧めです。
プリザーブドフラワーのオーダーも承っていますので、リクエストがございましたらご連絡下さい。
少しお時間はいただきますが、ご予算やお好みの花やカラーでお作りします。
お友達や職場の女性からの義理チョコや友チョコのお返しには小さな花束やアレンジメントを、真剣に告白してくれた彼女さんや、ここは決めたい!という時には少し奮発して豪華なフラワーギフトを…。
男性の皆様のお手伝いとして、花をお使いいただければいいなと願っています。