おなじみの春の花といえばチューリップです。とても可愛らしくてガーデニングだけでなく切花でも人気のある花です。
春に綺麗に咲かせようと思ったら10月から11月、遅くても12月までには球根を植えてみましょう。
ということで、今回の話題はチューリップです。
チューリップの球根を植える時期とコツ
チューリップは種ではなく球根を植えます。園芸店やホームセンターに行くと何十球が1セットになって売られていることもあります。目にされたこともあるのではないでしょうか。
品種も様々で、いろいろな種類や色の花を植えたくなってしまいます。しかし気をつけていただきたいのは品種を揃えないと開花の時期が異なってしまうものもあるので、1つのプランターには同じ品種か、同じ時期に咲く品種を揃えて植えたほうが綺麗だと思います。
球根を選ぶ時の注意点
球根を選ぶ時には
- 大きくて重量のあるもの
- 傷の無いもの
- ツヤのいいもの
この3点に気をつけて選ばれると良いでしょう。
球根を植える時の注意点
自作の図なので、あまり上手でなくて申し訳ありません。実際の球根はこんなに左右対称ではありませんが、イメージを掴んで下さいね。
この図は球根を真上から見た図です。真ん中の丸は芽の出る所です。上から見ると丸く膨らんでいる側と、平らに感じる側があると思います。
葉は平らな面に対して矢印の方向に出ます。植える時は方向を揃えてあげるようにします。
プランターに並べる時は次のように植えるのが良いと思います。
この図のように球根の向きを合わせて植えることが大切です。
球根の向きを揃えると葉の出方が同じ方向になります。
葉が重なり合わないので、見た目も綺麗ですし、花が終わって葉を育てる時にも太陽の当たり具合が均一になります。
球根を植える間隔は、球根ひとつ分をあけたくらいが花が咲いたとき華やかで綺麗です。
球根を植える深さ
プランターに植える場合と、花壇などに直植えする場合では、植える深さが少し違ってきます。
プランターの場合は、根のスペースを確保するために若干浅めで球根の上に3~5cmくらい土が被るようにします。花壇など直植えの場合は根が伸びて球根が飛び出さないように8cm~10cmくらい土が被るようにするのが良いでしょう。
植え付けたらたっぷりと水をあげましょう。
土や肥料について
球根用の土というのが販売されています。保水性や保肥性が球根に合うようになっており、肥料も含まれているのでお勧めです。
球根には開花のための必要な栄養がためこまれていますので、球根用の土を使った場合は開花までは肥料の必要はありません。
球根用の土を使わなかった場合は、元肥を混ぜてから植えると良いでしょう。
追肥が必要なのは、花が咲き終わったあとです。こちらはあとで説明をいたします。
水やりの頻度
表面が乾いたら水をたっぷり与えてください。
花どころか葉もない状態の土だけしか見えていませんが、球根は土の中で根を張っていきますので、水やりを忘れないようにお願いします。
花が咲き終わったあとは?
花が咲き終わったら花茎からカットをして葉を育てます。葉は栄養を球根に貯めていく働きがありますので、枯れてくるまでは絶対に切らないようにしてください。
その葉を育てる時に必要なのが追肥です。追肥をしてあげると球根に養分を貯めやすくなります。数回行なうといいでしょう。
葉が黄色くなって枯れてきたら球根を掘り上げます。掘り上げた球根はネットにいれ、風通しの良い日陰に吊り下げて保管しましょう。
ワンポイントアドバイス
チューリップの球根を植えるときに、球根だけでなくなにか花の苗を一緒に植えて、寄せ植えにするのも楽しいです。
花があるので、水やりも忘れないという利点もあります。
チューリップと寄せ植えに適している花
パンジー・ビオラ・ムスカリ・スイートアリッサム・プリムラなどがお勧めです。
開花時期が一緒になる花を植えるのが良いと思います。またチューリップの背丈を考慮してあまり背が高くならないものを選ぶと良いでしょう。
晩秋になったら春の準備をしてみましょう。