節分は年に1回ではない?春の節分にはセツブンソウが花を咲かせる

寒い毎日が続いていますが、節分そして節分の翌日には立春になりますので、暦の上では春がやってきます。

今回は節分のことと、節分と名前のつく花「節分草:セツブンソウ」のお話です。

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節分と立春について

節分は各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・ 立冬)の前日のことを差します。2月3日の節分はよく知られていますが、他の季節にも節分はあります。しかしこの春の節分は旧暦では1年を区切る日になっていて、立春を元日としています。

立春は2月4日だけじゃない?

立春は必ずしも2月4日に決まっているものではなく、太陽黄経の度数によって少しずつずれてきます。1985年から2024年までは安定して2月4日が立春ですが、2025年には日にちがずれ2月2日が節分、2月3日が立春になります。

節分といえば

大阪でも昔はなかった恵方巻

節分といえば恵方巻と思われる人も多いと思いますが、これは大阪から始まったものだと言われています。起源や発祥についてはWikipediaによりますと諸説あるようで

1.幕末から明治時代初頭に、大阪・船場で商売繁盛、無病息災、家内円満を願ったのが始まりで、一説には若い女性の好きな人と一緒になりたいという願望から広く普及したとする説。

2.船場の色街で女性が階段の中段に立って、丸かじりして願い事をしたらかなったという故事にちなむとする説。

3・節分のころは新しい香の物が漬かる時期で、江戸時代中期、香の物入りの巻き寿司を切らずに丸のまま恵方を向いて食べ、縁起をかついだ。これが、やがて節分に恵方を向いて、巻きずしを丸かぶりすると、その年の福がさずかるという招福の習わしになったとする説。

4・船場の旦那衆が節分の日に、遊女に巻きずしを丸かぶりさせて、お大尽遊びをしていたことに端を発するという説。

5.戦国時代の武将が、節分の日に丸かぶりして出陣したら戦に勝ったので、以後瑞祥としたことに端を発するとする説。

と書かれております。

果たしてどれが正解かわかりませんが、いまや全国展開の行事になったようです。

私は大阪で生まれ育っておりますが、子供の頃、節分には豆まきをして豆を歳の数(歳の数プラス1個という人もいます)と鰯を食べることはありましたが、恵方巻はなかったですね。

大人になった頃には節分に巻き寿司を食べるということはありましたが、それを恵方巻と呼ばず「節分の巻き寿司の丸かぶり」と言っていたように思います。しかし節分に巻き寿司を食べると福が来るというより、個人的には節分に巻き寿司を買うと料理の手間が省けて楽ができるというような感覚でした。息子たちが小さい頃は「節分の巻き寿司の丸かぶり」を食べていましたが、最近は自身の子供の頃のように鰯と豆を食べるだけで恵方巻は食べてないです…。

魔除けの柊鰯

鰯を焼くとわかりますが、他の魚より匂いがしますよね。その匂いと柊のチクチクで鬼を撃退しようというものが柊鰯です。

玄関に飾るものですが、豆まき同様に魔除けの意味があります。

柊鰯

さて節分と花なのですが、ひとつは先ほど書いた柊です。

柊(ヒイラギ)はモクセイ科の常緑高木です。葉は堅く光沢があり、葉のふちにトゲがあります。クリスマスにもよく用いられます。

もうひとつが今回の花、セツブンソウ(節分草)です。


セツブンソウ(節分草)について

セツブンソウはキンポウゲ科セツブンソウ属の多年草で、2月から3月に花を咲かせます。ちょうど節分の頃に咲くのでこの名前が付きました。

可憐な花ですが、白く花びらのように見えるのは、実は花びらではなく萼(ガク)です。実際の花びらは退化し、花の中心にある黄色い蜜槽と呼ばれるものになってしまっています。

セツブンソウは日本原産の植物で、関東から中国地方の山地にかけて分布し、落葉樹林内の斜面などにまとまって自生します。草丈は5cmから15cm程度です。

ネット通販を見ていますと鉢植えで販売されていますが、自然に咲いているものは乱獲や自生地の環境破壊によって多くは環境省の準絶滅危惧種として分類されています。

セツブンソウ

鉢植えや苗を購入されたなら

通気性も水はけも良い土を選んで植えつけて下さい。落葉樹林下に育つ花なので同じような環境にするのがベストです。庭に直接植える場合は落葉樹の下が最高ですね。

花が咲くまでの期間は陽の当たる場所においてください。できれば雨が当たらない場所が良いでしょう。花が枯れてきたら半日陰に置きます。

夏になると休眠期になります。寒さには強いですが、暑さには弱い花ですので、地温の上昇で球根が傷まないようにアスファルトに直置きしたり、直射日光の当たる場所に置くのは避けて下さい。

セツブンソウの増やし方

セツブンソウは球根を分ける方法や種まきで増やします。おそらく球根より種からのほうが増やしやすいと思います。

パンジーなどと違い、セツブンソウは種を取ったらそのまますぐに種まきをします。とりまきと言うのですが、種を取ったあと保存しておくようなことをすると発芽率が落ちますので、取ったらすぐに蒔いてください。

蒔いた後は薄く土を被せ、場合によっては乾燥を防ぐ為に水苔で覆います。

上手くいくと3年目に花を咲かせてくれます。

春の妖精と呼ばれるスプリング・エフェメラル

春先に開花し、晩春には地下に隠れてしまう春の儚い草花をスプリング・エフェメラルと呼びます。よくご存知な花としてカタクリがありますが、このセツブンソウもスプリング・エフェメラルです。

今が見頃のセツブンソウには群生地もありますが、見つけても摘んで持ち帰るようなことはおやめくださいね。折角の日本固有種ですから大切に守っていきたいと思います。

節分が終わると立春、暦の上では春になります。

しかし暑さ寒さも彼岸までと言われるように、もう少し寒い日が続きます。皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。

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