【み】から始まる園芸用語-50音別

実生(みしょう)

種を蒔いて発芽した状態、子葉が出た状態のことを実生といい、実生で作られた苗を実生苗と呼びます。パンジーやヒマワリなどに代表される1年草は実生で生育します。

実生

水ぎめ(みずぎめ)

樹木の植え付け法のひとつで、植え穴に苗木を据えたあと土を半分から7分目程度戻し、水をたっぷり与えて土を回して隙間なく土と根を馴染ませたら残りの土を入れ、さらに水を満たします。この時、植え穴の周りの土を少し盛り上げて水を溜められる水鉢というものを作ります。このように何度かに分けて水を与えながら植えつける方法が水ぎめ法です。

植え付け法には水ぎめのほかに土ぎめというのがあり、こちらは植え穴に苗木を据えたあと、土を戻し入れながら棒などで根の隙間まで土がいき渡るようにして、土を入れ終わったあと最後に水を与える方法です。



ミスト繁殖(みすとはんしょく)

温度や光などの条件を満たす施設内で、断続的に水を霧状に噴霧させて行なう繁殖方法のことをミスト繁殖といいます。

通常の挿し木では難しく成功率の低い樹木で利用されています。

密閉挿し(みっぺいざし)

挿し穂をビニールなどで密封して湿度の高い状態で管理する方法を密閉挿しといいます。普通の挿し木では発根しにくい植物や緑枝挿しをするときに行なわれます。

密閉挿しをすると穂木の萎れを防ぐことができるのと同時に、保温効果や挿し木の後の水やりの必要がなくなり、結果的に成功しやすくなるというメリットがあります。しかし直射日光が当たると温度が上がりすぎてしまうことがありますので、置き場所には気を配らないといけません。

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