塊根植物の代表ともいえるパキポディウムの中で育てやすい品種は?

塊根植物の中でよく知られているひとつがパキポディウム属です。

育てやすいということもあり初めての塊根植物に選ぶ人が多いようで、私自身も亀甲竜と同時期にパキポディウム・ラメレイを購入し、そのあと別の品種も欲しくなり今は4種類のパキポディウムを育てています。

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パキポディウムについて

パキポディウムはマダガスカルおよびアフリカ原産のキョウチクトウ科パキポディウム属の総称です。

塊根植物の中でも人気がありますが、ワシントン条約附属書に指定されており輸出入には何らかの制限が設けられています。

パキポディウムの魅力

家には「ラメリイ」「サンデルシー」「グラキリウス」「ブレビカウレ」の4種類があります。塊根部が面白いなと思って育て始めたパキポディウムでしたが、育ててみると塊根だけでなく、新芽や花や葉などでもいろいろな変化が楽しめる植物だとわかりました。

私から見た魅力は次の5つです。

  • ずんぐりと丸い可愛いフォルムで個性的
  • トゲトゲも可愛い
  • 塊根植物の中では比較的育てやすい品種が多い
  • 無骨な見た目に似合わない可愛い花が咲く
  • ふたつとして同じ形がない



パキポディウムの育て方

置き場所

パキポディウムは一年を通して日当たりのよい場所を好みます。春夏秋は屋外で太陽に当てて育ててください。日光が少ないと徒長してしまいます。ただし2年目以内の小さな株の場合は、真夏の高温には耐えられないかもしれませんので、適度な遮光で暑くなり過ぎないように注意が必要です。

梅雨時で雨が続くようでしたら、雨の当たらない風通しの良い場所に置いてください。あまりにも長雨が続き湿度が高いようでしたら一旦室内管理にしたほうが安心です。冬になり5~10℃を下回るようになったら室内に入れ、日が差し込む南向きの窓辺で育ててください。

パキポディウム

水やり

多くのパキポディウムは夏型ですが、中には夏に休眠する冬型もありますので、育てている品種の成長期に合わせて水やりをしましょう。

一般的に土が乾いてから鉢底から水が流れ出るまで与えます。葉が落ちてくると休眠期になりますので、徐々に水やりの回数を減らし最後は断水します。

葉が出始めると成長期になりますので、また少しずつ水やりを再開してください。乾燥気味の環境を好みますので、水のやりすぎには注意してくださいね。

肥料

植え替え時に遅効性肥料を与え、成長期には速効性のある液体肥料を与えます。

私は規定量に溶かした肥料を月に1~2度与えていますが、人によっては極薄くなるように溶かした肥料を月に5回だとか、水やりのたびに与える人がいるようです。

ただ液体肥料は原液を薄めて使うものが多く、薄める時にどうしても濃度が濃くなりがちです。肥料の与え過ぎもあまりよくありませんので、規定量を規定回数というのが一番安心して与えることができると思います。

植え替えや用土

植え替えは2~3年に一度、時期は3~5月頃行います。根が伸びて土に絡まって根鉢になっていることが多いので、しっかりとほぐしてから新しい用土に植えるようにしましょう。

用土は塊根植物用の用土を使うと便利です。サボテン用や多肉植物用でも大丈夫ですので、水はけのよい用土を使ってください。

植え替える時、トゲのある品種は必ずしっかりとした園芸用の革の手袋をして行なうようにしてください。

種から挑戦する人は気温が25℃以上になったら蒔きましょう。

育てやすいパキポディウム

パキポディウムの品種の中で比較的育てやすいものを6種類紹介します。

パキポディウム・ラメレイ

和名:亜阿相界(ああそうかい)

原産地:マダガスカル南部

「ああそうかい」は「なるほどそうなんですね」という意味ではなく、原産地のマダガスカル島が亜細亜(アジア)と阿弗利加(アフリカ)の境界にあることが名前の由来だそうです。

ラメレイは育てやすい品種で冬は室内管理になりますが、他の季節は梅雨で長雨が続かない限り雨ざらしで育てても問題ありません。

パキポディウム・ラメレイ

写真は家で育てているラメレイです。3年ほど前に購入してその後2度植え替えをして購入時から比べると3倍くらいに大きくなりましたが、自生地では高さが5~6mほどにまで成長するようです。今はとんでもないほどのトゲがありますが、成長するとトゲが無くなっていきます。

冬になると落葉し春になると葉が出てきますので、私は葉が出ると屋外に出すようにしています。

パキポディウム・サンデルシー

和名:白馬城(はくばじょう)

原産地:南アフリカ北東部からジンバブエあたり

他のパキポディウムに比べると、少しだけ耐寒性が良く、最低気温が5℃程度になるまで耐えられるようです。しかしそれも大きく成長していればこそのことで、子株のあいだは冬はきちんと室内で育てるようにしましょう。

パキポディウム・サンデルシー

写真は育てているサンデルシーです。ラメレイより1年後くらいに購入したので約2年目です。おそらく購入時より2倍弱くらいの大きさになっていると思います。

パキポディウム・グラキリウス

和名:象牙宮(ぞうげきゅう)

原産地:マダガスカル南西部

銀白色の表皮と象のようなどっしりした姿をしており、マダガスカル南西部のイサロ地方の山岳地帯の砂岩でできた岸壁や山頂付近に自生しています。

パキポディウム・グラキリウス

このグラキリウスは2022年の初夏に購入しました。これで実生2年、塊根の一番太い部分で直径2.5cmです。

小株のうちは幹にトゲがありますが、成長するとトゲが少なくなりなめらかになってきます。夏型で人気のある品種のひとつで、春から初夏には花柄を伸ばし黄色い花を咲かせます。

ここまでの3種類が私の持っている品種です。もう少し育てやすい品種を紹介します。

パキポディウム・デンシフローラム

和名:シバ女王の玉櫛(しばじょうおうのたまぐし)

原産地:マダガスカル

パキポディウムの中でも一番知られている品種がデンシフローラムです。

丈夫な品種なので最初はデンシフローラムから育ててみるといいかもしれません。開花期には黄色い花を咲かせてくれます。

パキポディウム・デンシカウレ

和名:恵比寿大黒(えびすだいこく)

パキポディウム・デンシフローラム(シバ女王の玉櫛)とパキポディウム・ブレビカウレ(恵比寿笑い)を掛け合わせたハイブリッドのパキポディウムです。

掛け合わせたことでデンシフローラムの丈夫さとブレビカウレの見た目の可愛らしさの両方を合わせ持ったパキポディウムができました。掛け合わせ具合によって、デンシフローラムが強く出ていたり、ブレビカウレが強く出ていたりするので、ひとことでデンシカウレと言っても、様々な形状のものがあります。

パキポディウム・マカイエンセ

和名:魔界玉(まかいぎょく)

原産地:マダガスカル、トゥリアラ州北部のマカイ渓谷

マカイエンセは2004年に記載された新種のパキポディウムで、春になると中心部が白くなった黄色の花を咲かせます。

以上、6種類のパキポディウムは比較的簡単だと思います。

少し育てにくいパキポディウム・ブレビカウレ

「育てやすいパキポディウム」でも紹介したラメレイ、サンデルシー、グラキリウスの他、もうひとつブレビカウレを育てています。ラメレイ、サンデルシー、グラキリウスと違ってブレビカウレは若干難しい部類になるパキポディウムです。

パキポディウム・ブレビカウレ

写真は育てているブレビカウレなのですが、昨年秋に「恵比寿笑い」という縁起の良い名前と可愛いフォルムに惹かれて購入しました。ラメレイとサンデルシーに比べてとても小さく、日が経っても成長しているのかしていないのかわからず、現在も購入時の2.5号鉢のままで植え替えはしていません。枯らさないように年単位での成長を楽しみたいと思っています。

塊根植物の中でもよく知られているパキポディウム、その中でも育てやすい品種とサイズのものから始めてみてはいかがでしょうか。

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