火星人とは?育てやすい初心者向き塊根植物フォッケア・エデュリス

火星人と聞くと、頭が大きくて手足が細いタコのような生命体を思い浮かべる人も多いかもしれません。あの火星人はイギリスのSF作家であるハーバート・ジョージ・ウェルズの小説「宇宙戦争」の中で作られたもので、私たちは小説を読んだりイラストを見ることで「火星人=タコみたいな形をしている」と思い込んでいるようです。

リアルではなかなか遭遇できそうにない火星人ですが、実は我が家にいます。

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塊根植物の火星人

家にいる…ではなく育てているのはフォッケア・エデュリス、和名で火星人です。

ガガイモ科フォッケア属の植物で、南アフリカの乾燥した草原や岩場に自生しています。育てやすく丈夫なので初心者の人にもお勧めの塊根植物です。

フォッケア(fockea)はラテン語で「食用の」という意味らしく、どうも現地では食用として食べることもあるようなのです。しかしそのままではなく乾燥させたりするということなので、育てているから食べてみようとは考えないでくださいね。

塊根は太く、灰白色をしているのが特徴で、成長期には塊根の頭頂部から枝を伸ばして葉を付け、成長すると薄緑色の花を咲かせます。

下の写真は私が育てているフォッケア・エデュリスですが、枝を伸ばし放題にしていたのでこのような状態です。剪定して整えないといけませんね。

フォッケア・エデュリス

枝や葉を傷つけると白い乳液のような樹液が出ますが、ユーフォルビアのように強い毒性はありません。しかし「強い毒性がない」というだけでゼロというわけではないはずですので、念のために手に付いたら石鹸で洗い流すほうが安心です。

樹液は写真を撮る時に枝を纏めようとしただけで出ましたので、少しの刺激でも傷が付くようです。

フォッケア・エデュリスの育て方

置き場所

日光不足になると枝が徒長しますので、1年間通して風通しの良い直射日光の当たる場所で管理します。

春から秋にかけては屋外で育てましょう。特に遮光の必要もないので、日当たりと風通しの良い場所で育ててください。梅雨などで雨が続くときは少し雨を避けた方がいいですが、長雨でなければ雨ざらしでも問題ありません。

夏型の塊根植物としては寒さには強い方ですが、冬は室内に入れて日光の当たる場所に置くことをお勧めします。
私は春から秋は南向きのベランダで育てて、冬は南向きの窓辺に置いています。


水やり

成長期の水やりは頻繁に行います。鉢の中が乾いているようなら毎日でも問題ありません。先ほども書きましたが、長雨でなければ雨ざらしでも大丈夫です。

秋になり15℃を下回ると成長が鈍くなり、あまり水を必要としなくなりますので回数を少しずつ減らしていきます。

本来のフォッケア・エデュリスは常緑なので温度管理ができれば落葉はしません。私は晩秋になると室内に入れますので冬でも葉は残ったままですが、寒い場所に置いたままだと落葉することもあります。もし落葉したら断水し、落葉しなければ少量の水を月に1~2度与えるようにしましょう。

春になるとまた少しずつ水やりを開始しますが一気に与えず、回数も少なく一回に与える水の量も少ない状態から徐々に回数や量を増やしていってください。

家で育てているフォッケア・エデュリスの塊根部分を見ていて、水分が減ってくると塊根が若干へこむというか、張りがなくなってくるのですが、水を与えるとへこみもなくなりパンと張った塊根になるため、水を吸ったんだなとはっきりと分かるのが面白いですね。

フォッケア・エデュリス

塊根の上の方からも根が出ています。おそらく購入した時は根は出ていなかったと思うのですが…。

塊根がへこんできたとき気になるのは?

塊根部分がへこんだら

  1. 水不足か?
  2. 根腐れしたのか?

ふたつのうち、どちらの原因でへこんだのか分からないこともあるかもしれませんが、葉の状態と塊根を触ればある程度は区別が付きます。

  • 葉がくたっとしているだけで変色していなかったら水不足の可能性が高いです。
  • 葉が黄色くなってきたら根腐れの可能性が高いです。
  • 塊根を触ってへこんでいるだけで硬ければ水不足の可能性が高いです。
  • 塊根を触って柔らかかったら根腐れしている可能性が高いです。

水不足の場合は水を与えるだけで元に戻りますが、根腐れしていると判断したときは鉢から株を抜いて、腐った根を切り取りとってから新しい用土に植え付けて様子をみてください。

植え替えと剪定

植え替えは1~2年に一度、気温が上がり始めた春に行います。

用土は多肉植物用のような水はけの良いものを使い、今の鉢より一回り大きいか同じ大きさの鉢に植え替えます。鉢の大きさは育てている株の大きさで決めてください。あまり大きな鉢に植えるといつまでも水分が鉢内に残ることになりますので、株に合った鉢を選びましょう。

植物にとって鉢の大きさは大は小を兼ねません。

剪定は春から秋までの間に行います。伸び放題にしてワイルド感があるのもいいですが、剪定するとまた枝が出てきますので、良いタイミングで切ってしまいましょう。

剪定すると白い樹液が出ますので、作業が終わった後は必ず手を洗ってください。

肥料

肥料は成長期に薄めにした液体肥料を控えめに与えますが、植え替え時にマガァンプ等の緩効性肥料を用土に混ぜた場合は、その年の液体肥料は与えないか、与えてももっと控えめにしてください。

フォッケア・エデュリスは雌雄異株です。

雌雄異株のため雌株、雄株それぞれ単体で花をつけても種から増やすことはできません。雌株と雄株を育てていても花の咲くタイミングが違ったりすると種はできませんし、同時に咲いてもなかなか難しいようです。

また挿し木でも難しいことから自分で繁殖させることは無理だと思います。しかし流通量は多く入手しやすいので店で購入するのが良いでしょう。塊根の形もいろいろありますので、お気に入りを見つけてくださいね。

【フォッケア・エデュリス(火星人)を探す】

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