キラキラと綺麗な窓が魅力的な軟葉系のハオルチアを育ててみましょう

前回は硬葉系ハオルチアの竜城(ビスコーサ)について書きましたが、今回は軟葉系ハオルチアを紹介します。

以前にハオルチアが高値で取り引きされていたことや、温室から盗難されたということがニュースで報じられたことがあったので「ハオルチア」という名前に記憶がある人もいらっしゃるかもしれませんね。

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軟葉系ハオルチア

ハオルチアはハオルチア属の多肉植物です。「属」の上位の「科」は以前はユリ科だとかアロエ科だといわれていました。しかし最近ではツルボラン科に入っており、軟葉系と硬葉系に分けられています。

軟葉系はその名前のとおりに柔らかい葉を持つハオルチアで、ほとんどが南アフリカに自生しています。

この軟葉系ハオルチアはもう少し細かく分類されます。

  • 租皮類:表皮が厚く窓があまりありません。
  • 厚皮類:表皮が厚くつるっとしています。
  • 薄皮類:表皮が薄く大きな窓で透明感のあるハオルチアです。
窓というのは葉先の透明な部分のことです。これは宝石を上から見た時に真ん中が窓のように色が抜けていることを指す宝石用語からきています。

ハオルチアの育て方

置き場所

ハオルチアは春秋生育型なので3月~6月頃と9月~11月頃に生育し、夏の暑い時期と寒い冬は休眠期あるいは半休眠期になります。

強い光が不要なので、年間通して屋外の日陰または室内の明るい日陰で管理しましょう。春から秋にかけては屋外管理はできますが、直射日光に当たると瑞々しさがなくなったり生育が遅くなったり葉焼けを起こしたりしますのでご注意ください。

生育の適温は15~20℃です。最低気温が5℃以下になったら室内で管理してください。

軟葉系ハオルチア

水やりと肥料

生育期の春と秋は土が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでしっかりと水を与えます。多湿を嫌いますので、土が乾いたのを確認してから与えてください。春から夏への移行期は、水やりの頻度を減らしていきます。

ハオルチアは気温が30℃を超えると休眠するといわれています。ぷくぷくした葉に沢山水を溜めている姿を見ると、真夏などはどんどん水をあげないと可哀想だと思ってしまいますが、休眠期に水分は殆ど必要ありませんので水やりは月に一度程度にしましょう。冬も休眠期ですので同じくらいの頻度にしてください。

水やりの時間は春と秋は午前中に、夏に与える場合は昼に水やりをすると土の中に含まれている水分が熱くなり根を傷めますから午前中か夕方に、冬は夕方に与えると鉢内で水分が凍ってしまうことがありますので必ず午前中に水やりをしましょう。

室内で育てていて温度管理がきちんと出来ている場合は、水やりを続けると休眠期にならず一年中成長させることもできます。

肥料は春と秋に緩効性肥料を少量与えましょう。植え替え時に元肥を混ぜたならそれだけで十分です。


植え替えと用土

株の生育が鈍ってきたり、用土が古くなり硬く感じてきたら植え替えをします。植え替え時期は生育期の直前か生育期になってすぐがベストです。3月上旬~5月下旬あるいは9月下旬~11月半ばくらいを目安にしてください。

用土は水はけの良いサボテン用か多肉植物用を選びましょう。

ハオルチアは水の与えすぎなどの理由で株元に近い部分の葉が変色したり腐ってしまうことがあります。そのままにしておくと株全体に広がっていきますので、すぐに消毒したナイフでその部分を切り取って処分してください。

お勧めの軟葉系ハオルチア

  • オブツーサ:丸みのある葉に透明度が高い窓がついていて、ハオルチアの中で人気がある代表的な品種です。別名で雫石といい、育てやすいので初心者にもおすすめです。
  • 玉扇:葉先は切断されたように平らになっており、葉はお互いに向かい合っています。
  • 万象:水平に切られた葉が放射状になっています。生長が遅いようです。

オブツーサ・玉扇・万象

写真は「趣味の園芸」さんからお借りしています。引用:趣味の園芸

この3種類では万象や玉扇は高値で取引されていることがあります。オブツーサはお手頃価格の上、窓が綺麗なのでひとつめのハオルチアにはオブツーサを選ぶといいかもしれません。

この3種類以外にも三角形の葉が特徴の「レツーサ」、葉先が銀白色のふわふわしたうぶ毛で覆われた「ベヌスタ」、紅葉シーズンになると葉先がピンク色に染まる「京の舞」なども魅力的です。


育てているハオルチア

私は「トゥルンカータ」と「トゥルギダ」の二種類を育てています。

何を思ったか名前が書いてあるタグを外してしまい、タグは手元にあるもののどっちがどっちだかわからなくなってしまいました。形状からすると左の写真がトゥルンカータ、右がトゥルギダだと思います。

育てているハオルチア

今夏は屋外の日陰で育てていました。8月は特に変化がなかったのですが、9月になって少し日差しが和らいだかなと思った頃、トゥルンカータが茶色くなってしまいました。気温も少し下がってきたことから、おそらく油断したのだろうと思います。

屋外から室内に入れたところ、3日目あたりから少しずつ茶色が消えていくのが目に見えてわかりました。色が変わった時すぐに写真を撮ろうと思っていたのですが、そんなに早く元に戻らないかもとダラダラしていましたら、思いのほか早く戻り始めたので3日目に慌てて写真を撮りました。最初はもっと茶色だったのですが…。

3日目に撮った写真と、さらにそこから14日過ぎた時に撮った写真の比較です。同じ個所を撮ってみたのですが、14日目の写真は一部まだ茶色が残っているものの、ほぼ元のとおりになったのがわかります。

ハオルチアの葉焼け

この現象は葉焼けです。

不思議なのはトゥルンカータとトゥルギダは隣同士で育てていたにも関わらず、葉焼けを起こしたのはトゥルンカータのみ、トゥルギダのほうはなにも変化しませんでした。これは個体差なのか置き場所の数センチの違いが明暗を分けたのか理由はわかりません。

真夏はすごく日光を気にしていたのに、気温が下がってくるとついつい忘れがちになる日差しの対策、今回は良い勉強になりました。夏もそうですが春と秋の日光にはくれぐれも気を付けてくださいね。

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