【た】から始まる園芸用語-50音別

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帯化(たいか)

植物の茎や枝、花序などが扁平化する奇形の一種で、綴化(てっか)あるいは石化(せっか)ともいわれます。

知られているのは石化ヤナギや石化ケイトウで、石化ヤナギは生け花でも枝ぶりを生かして生けると面白いので良く使われる花材のひとつです。

多肉植物やサボテンでは生長点の異常による扁平化を帯化といいます。私もアケルシアという綴化サボテンを育てていたのですが、育て方が悪かったのか枯れてしまいました。

台木(だいぎ)

接ぎ木をする際に下位に置く根を持つ部分のことで、接穂を接合して共生させます。

台木には根張りが良く、病気や環境にも強い品種が使われ、穂木との親和性の良いものを選びます。

種類としては

  • 共台:接木と同種
  • 免疫性台木:病害虫に強い
  • 矮性台木:矮性化させて結実を早める

というように使い分けます。

堆肥(たいひ)

堆肥は落ち葉、藁、野草、動物の糞尿などを堆積し発酵させたものです。狭義では植物由来のものを堆肥といい、動物の糞尿などに由来するものは厩肥といいます。

原料の有機物により、落ち葉由来なら腐葉土、樹木の皮由来ならバーク堆肥、もみがら由来ならもみがら堆肥と呼びます。

良い土作りには必要な堆肥ですが、肥料分は少なく、土壌改良材として使います。

他家受粉(たかじゅふん)

花粉が別の個体、別の株の雌しべについて受精することを他家受粉といいます。

植物には自家受粉と他家受粉があり、植物全体では他家受粉のほうが多く、理由として自家受粉の場合は受粉の確立は高くなりますが、遺伝的には悪くなるケースも出てきます。他家受粉の場合は、受粉の確立は低くなりますが、遺伝的多様性を維持することができます。

高接ぎ(たかつぎ)

接ぎ木のひとつで、地面から離れた高い場所にある太い枝に接ぎ木する方法のことです。

リンゴなどの果樹を苗木から育てるより、高接ぎを利用すると収穫までの年数が短くなるため、品種改良を目的とした場合、短期間で品種の更新ができるためにこの方法を利用します。

多肉植物(たにくしょくぶつ)

多肉植物

多肉植物は強光で乾燥する場所に生育するために、葉や茎、根などが水分を含む貯水組織になっており、サボテン科やベンケイソウ科、トウダイグサ科、リュウゼツラン科などに見られる植物です。

一般ではサボテンと多肉植物に分類されることも多いようです。

玉散らし(たまちらし)

庭木の仕立て方のひとつで、枝先を球状に刈り込んだ『玉』を上下左右に散らして仕立てたものを玉散らしといいます。

玉散らし

玉作り(たまづくり)

庭木の仕立て方のひとつで、地際で丸く仕立てる方法です。


多量要素(たりょうようそ)

植物の生育に必要な16元素のうち、多量に必要とされる元素のことです。窒素、リン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、硫黄などで肥料として与えます。特に窒素、リン酸、カリウムは三要素といい、植物にとって多量に必要なものです。

単為結果(たんいけっか)

種子植物の多くは受精したのち、胚が発達して種子になりますが、受精が行なわれずに果実ができることを単為結果といいます。

受精しないでできた果実は肥大せずに落果する場合が殆どですが、バナナやパイナップルなどは受精することなく果実が大きくなり、種子を持たない実ができます。

種無しブドウはジベレリン処理をすることで、トマトはホルモン剤処理で単為結果します。

短日植物(たんじつしょくぶつ)

短日植物とは日長が一定より短くなると花芽を形成したり、花芽の発達が促進される植物のことです。

特に夏から秋にかけて開花する植物に多く、キクやコスモスなどが短日植物です。

ポインセチアも短日植物ですが、そもそもポインセチアはメキシコ原産の植物で、日本ではなかなか12月に赤くすることができません。そこで行なうのがあえて日長を短くする短日処理という方法です。

私も昨年のクリスマス前に購入したポインセチアを、今年9月から短日処理を施して赤くすることに成功しました。ご興味があればお読みください。

ポインセチアのお手入れや翌年赤くするための育て方と自宅の生育記録
12月になると沢山販売されるポインセチア。少し育て方が難しいですが、コツがわかれば翌年も綺麗に咲かすことができます。冬の管理方法や春の植え替え、夏の生育などを書いています。クリスマスを彩ってくれたポインセチアを上手に管理して、翌年も色づかせてください。

単子葉植物(たんしようしょくぶつ)

小学生の時に育てた経験のある人が多いアサガオですが、種を植えると双葉が出ます。アサガオのように子葉が2枚出るものを双子葉植物といい、それに対して子葉が1枚しか出ないものを単子葉植物といいます。

単子葉植物

単子葉植物の代表はイネやムギ、ユリ科やアヤメ科などですが、よく葉を見ると葉脈も異なります。双子葉植物の葉脈は網目状ですが、単子葉植物の葉脈は平行になっています。

他にも花は三数性といって花びらや雄しべの数は3の倍数、根はひげ根、茎の維管束の配列はバラバラに散在していることが多いです。

単性花(たんせいか)

一般的に植物は雄しべと雌しべがありますが、単性花はいずれか片方だけが形成された花です。

キュウリやヘチマ、ゴーヤなどを育てた経験のある人はご存知だと思いますが、これらはウリ科の植物です。そしてウリ科の植物には雄花と雌花があります。雄花は雌しべが退化してしまったもので、雌花は雄しべが退化したものです。

このように雄花と雌花が咲く植物を単性花といいます。

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