双子葉植物(そうしようしょくぶつ)
被子植物のなかでアサガオやヒマワリのように2枚の子葉(最初に出る葉)を持つ植物のことを双子葉植物といいます。ただシクラメンやセツブンソウなどは双子葉植物なのに子葉は1枚です。
またイチョウやソテツなどの子葉は2枚ですが、これらは裸子植物なので双子葉植物とはいいません。双子葉植物は被子植物の中での分類です。
双子葉植物に対して子葉が1枚しか出ないものを単子葉植物といいます。
装飾花(そうしょくか)
装飾花は雄しべと雌しべが退化してガクが花弁のように発達した花のことでアジサイなどに見られます。
アジサイには派手な装飾花と地味な両性花があります。装飾花は昆虫を呼び寄せるために派手になったといわれています。
草炭(そうたん)
草炭は湿地や沼などに生育していた草本類が完全に腐らずに堆積したものです。
一般的に泥炭と同じと思われていますが、繊維が見える状態であれば草炭、腐敗が進んだものを泥炭と分ける場合もあります。
乾燥させて燃料として利用されます。
草木灰(そうもくばい)
草や木を燃やしたあとに残る灰のことです。
燃やした草や木の種類によって若干異なりますが、草木灰にはカリウムやカルシウムが含まれており、古くから自分で作ることができる肥料として用いられてきました。
酸性土壌をアルカリ性に近づけることができ、病害虫に対して忌避効果があるなどのメリットがある反面、野焼きなどで回りに臭いを発して問題になるケースもあります。
促成栽培(そくせいさいばい)
作物の収穫期を本来の時期より早くする作型を促成栽培といいます。
促成栽培でよく用いられるのはビニールハウスなどの施設での栽培です。これは露地栽培より早く種まきをして収穫も早くします。逆に作物の収穫期を本来の時期より遅らせる栽培法を抑制栽培といいます。
速効性肥料(そっこうせいひりょう)
肥料には速効性肥料と緩効性肥料があり、速効性肥料は施肥をするとすぐ効果が現れる、文字通り速効で効き目の出る肥料です。
しかしその分効果がなくなるのも早く、開花期などの短期間に限って使う追肥によく使われます。
外芽(そとめ)
枝の途中から出ている腋芽には外側に向かって出ている芽と内側に向かって出ている芽がありますが、外側に向かって出ている芽を外芽といい、剪定の際に外芽を残して切るようにすると枝が外側に伸びてくれて生育も良くなり横に広がった樹形になってくれます。
逆に内芽で切ると、芽が中心に向かって伸びるため枝が混みあってしまいます。