【う】から始まる園芸用語-50音別

ウォータースペース(うぉーたーすぺーす)

プランターや鉢で植物を栽培するとき、鉢の縁ぎりぎりまで用土を入れずに縁から3cmほど下までの高さに入れます。この3cmほどのスペースをウォータースペースといい、このスペースは水やりをしたときに用土が流れ出ないように少しの時間、水を溜めておくことができる空間になります。

またこのスペースに水が溜まるように水やりをすると、万遍なく用土に水がしみていきます。水代(みずしろ)とも呼びます。

羽状複葉(うじょうふくよう)

葉軸の左右に小葉をつけるような配列の複葉のことを羽状複葉といいます。

羽状複葉には葉軸の先端に小葉があり、小葉の数が奇数になっている奇数羽状複葉と、先端に小葉のない偶数羽状複葉があります。また葉柄の分岐の有無や回数により、1回羽状複葉、2回羽状複葉に分類されます。

羽状複葉



畝(うね)

畝とは畑で作物を育てる為に一定の間隔で細長く土を盛り上げた場所のことで、風害による苗の傷みを防ぐ効果があります。また日光を効率よく受けることができるように特別な理由がない限り南北に向けるのが基本です。

形状は台型や山型に作られ、高さ5~10cmの畝は平畝、20~30cmの畝は高畝といいます。

畝

末成り(うらなり)

ウリなどで時期が遅くなってから蔓の先端にできた実のことを末成りといいます。最盛期を過ぎた時期遅れの結実のため、充分な栄養分の蓄えもないことから貧弱で味も悪い実になります。

反対に蔓や茎に近いほうに実がなることを本成り(もとなり)といいます。実の形が整っており、お店で売られている野菜の大半は本成りです。

上根(うわね)

上根は地表に近い部分に張っている根のことですが、ユリなどは球根の上の茎から発生する根のことを指します。

シクラメンなどの湿った土を好む植物や、保水性のある用土に植えた場合は上根が発達しやすく、また発達した上根を持つ植物は施肥の反応も早いのが特徴です。しかし地表に近いことで土が乾くことや水切れによるストレスが大きいので注意が必要です。

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