閉鎖花(へいさか)
一般的に種子植物は開花して受粉しますが、開花せずに自家受粉して実ができるものがあります。このような花を閉鎖花といいます。
閉鎖花でよく知られているのはスミレの花です。スミレは春に花を咲かせますが、開花したあとすぐに結実はしません。花の季節が終った夏から秋の間に花の開かない花ができ、その中で種子を作ります。
写真は閉鎖花の中で結実してできた種子ですが、熟すとこのように3つに開きます。開いたのち殻のそれぞれが縦に閉じ、その圧力で種子を飛ばします。可愛い花なのに繁殖させることに力いっぱいですね。
ほかにもホトケノザも閉鎖花をつけます。
壁面緑化(へきめんりょっか)
壁面緑化とは建物の壁面を植物で覆うことで、これはルーフガーデン(屋上緑化)と同じようにヒートアイランドの緩和に良いとされ、熱の照り返しやエアコンの効きを良くする効果があることで注目されています。
手法としては地面または屋上につる性の植物を植えて壁に這わす方法や、壁面そのものに植え込みができるポットなどを設置して植え込む方法があります。
べた掛け(べたがけ)
保温や防霜、防虫などを目的にして被覆資材を植物の上に直接かぶせることをべた掛けといいます。
弁化(べんか)
花弁以外のガク片や雄しべや雌しべが花弁のようになることを弁化といいます。
八重咲きの植物の多くは雄しべや雌しべが弁化したものです。