プリザーブドフラワーアレンジを作る時に使うサブ花材3種類について

プリザーブドフラワーのアレンジメントを制作する時、プリザーブドフラワー以外の花材を使うことがあります。よく使うのは「ソラフラワー」「シルバーデージー」「ヘリクリサム」ですが、この3つの花材はどんなものなのでしょうか。

今回はプリザーブドフラワーアレンジメントを作る時に使うプリザーブドフラワー以外の花材についてです。

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ソラフラワー

ソラフラワーというのは私が販売しているアレンジメントの使用花材説明の箇所に「ソーラーローズ」と書いている花材です。バラのような形をしていますが、手触りからも質感からも見た目からもプリザーブドフラワーではないことははっきりとわかります。

写真は私が販売したアレンジメントの一部、ソラフラワーだけを撮ったものです。

ソラフラワー

プリザーブドフラワーやドライフラワーの花材を製造販売している株式会社大地農園さんが「ソーラーローズ」という名前で販売していることもあって、私もそのように書いていますのでsolar roseかな?と思い、太陽のバラのようなイメージを持ってしまいますが、solar(ソーラー)ではなくsola(ソラ)なので、太陽とは全く関係がありません。

ではsola(ソラ)というのはなんでしょうか。

sola(ソラ)ってなに?

solaというのは木の名前です。マメ科ツノクサネム属にソラの木という低木があります。

ソラの木は東南アジアのうち特にタイの水田や水辺に自生しています。マメ科なのに食用にもならず、茎は特殊な構造をした繊維でできているため乾燥させて燃やしてもマキの代わりにもならず、その上半年で2mになるほど生育が早く現地では邪魔者扱いをされてきました。

しかし人々は何度も試行錯誤を繰り返し、特殊な構造をした繊維でできた木だからこそできる活用法を見つけました。ソラの木を乾燥させたのち皮を薄く剥いて手作業で花の形にしました。それがソラフラワーです。

今ではソラの木は栽培され、ソラフラワーは村を支える産業になっています。


ソラフラワーには私が使うことが多いバラの形を模したソーラーローズの他、ダリア、マム、カーネーション、アネモネ、ガーデニア、シャクヤク、ジャスミン、ヒマワリなど沢山の種類があり、それぞれが生花に似た花の形をしています。

そしてこれらのソラフラワーはピンクやオレンジやイエローなどいろいろな色がありますが、元々の色は白です。白以外のソラフラワーは着色しています。

ソラフラワーは自然の木を加工して作ったものなので、所々に木の皮のような箇所があります。以前、お客様から「この茶色い部分はなにか?」という質問をされたことがありました。自然素材なので場合によっては木の皮のような部分が付いていることもあるということをご理解いただきます様お願いいたします。

ソラフラワーはSDGsに則した花材

近年よく聞くようになったSDGsですが、これは持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)ということで、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」です。

これは17のゴール・169のターゲットから構成されており、私たちも少し気を付けるだけで取り組めるものも多くあります。

ソラフラワーは自然素材からできているので環境に優しく、そしてタイの農家の新たな収入源にもなっていることからSDGsに則した花材だといえます。

ソラフラワー以外では次の花材を使っています。

シルバーデージー

シルバーデージーは南アフリカで収穫されるキク科の植物で、生花のうちからドライフラワーのようにカサカサとしている花です。

なんの花か調べてみましたが、おそらくシンカルファカップブルーメンかシンカルファエバーラスティングではないかと思います。なんにせよシンカルファ属で間違いはなさそうですが、アレンジメント用の花材として仕入れた時にはシルバーデージーとしか表記していませんので、はっきりとこれだという花がわかりません。

写真はアレンジメントの中に入っているシルバーデージーを撮ったものです。

シルバーデージー

シンカルファ属は日本でもハートクイーンという花かんざしに似た花があり、こちらもドライフラワーになります。(花かんざしはローダンテ属です。)

ヘリクリサム

ヘリクリサムはオーストラリア・タスマニアに分布するキク科キセロクリサム属の植物で、日本ではムギワラギクや帝王貝細工と呼んでいます。

シルバーデージー同様、生花のうちからドライフラワーのようにカサカサしていますが、シルバーデージーは弾力のあるカサカサ感、ヘリクリサムはパリッとしたカサカサ感という感じがします。

写真はアレンジメントの中に入っているヘリクリサムを撮ったものです。

ヘリクリサム

ヘリクリサムは種や苗が販売されているので、自宅で育ててアレンジメントやリース、スワッグなどの花材として使っている人もいらっしゃるようです。花は赤や黄色、ピンクや白などさまざまな色があり、また長期間咲き続けることが特徴です。この長く楽しめることから、花言葉は「永遠の思い出」と付けられています。

自生地では多年草、または一年草として扱われていますが、日本では夏越しが難しいため一年草として育てるのが一般的です。

シルバーデージーは柔らかさがあるため花びらを触っても落ちることはありませんが、ヘリクリサムはシルバーデージーに比べ花びらが硬いため折れやすいように思います。数か月放置していた場合、シルバーデージーの方はほぼ変化はありませんが、ヘリクリサムは劣化してバラバラになっていることもあります。

今回紹介しました「ソラフラワー」「シルバーデージー」「ヘリクリサム」ですが、ソラフラワーはアロマディフューザーとして、シルバーデージーやヘリクリサムはハーバリウムの花材としても使われているようです。

プリザーブドフラワー以外に使う花材についてのお話でした。

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