離弁花(りべんか)
花弁の付き方のひとつで、一枚一枚が独立している花のことを離弁花といいます。例えばサクラの散る時を見ると、花びらがバラバラになって風に舞っていますね。サクラは離弁花なので、あのように散る時に花びらが一枚ずつ離れて散ります。プレゼントによく使われるバラの花やエンドウなどのマメ科の花、アブラナの花も離弁花です。
菊やタンポポ、わかりやすい花ではコスモスやヒマワリも花弁が一枚ずつ離れますよね。しかしこの菊やタンポポ、コスモスやヒマワリといったキク科は離弁花ではありません。といいますのも、キク科の花は花びらと思っている1枚ずつがひとつの花なのです。花の集合体だと思っていただくと良いかと思います。
良くわかる花ではアサガオですが、アサガオは花びらが根元の部分で繋がっています。このように一枚ずつが離れずに付いている花を合弁花と呼びます。先に書いたキク科の花たちも合弁花になります。
鱗茎(りんけい)
鱗茎とは肥厚、多肉化した葉や葉の基部、または葉鞘部が短縮した茎の周りに密集した球状の器官のことで、地下茎のひとつです。難しく書くとこうなりますが、簡単に言えば肥大した葉が何層にも重なった球根です。
もっと簡単に言えば、タマネギやラッキョウです。花ではユリやチューリップの球根ですね。
球根にはこの鱗茎、球茎(きゅうけい)、塊茎(かいけい)、根茎(こんけい)、塊根(かいこん)、担根体(たんこんたい)に分類されています。
鱗茎は小鱗茎を作って増えていくこともあります。
輪作(りんさく)
輪作は同じ作物を同じ耕地に続けて作付けせずに、何種類もの作物を何年かに一度のサイクルで順番に作付けしていく方法です。
対義語は連作ですが、同じ作物を作付けすることによる障害が起きるものがありますので、輪作をすることで良い野菜を収穫することができるのです。