パンジーの苗の購入時期や植え付け時期はいつがいいのか?ということは、以前書いたパンジーの育て方のところにも少しだけ触れていますが、前回の記事の内容は育て方がメインだったので、今回は植え付けのタイミングについて書いてみることにしました。
秋になると園芸店やホームセンターに行くと春の花の代名詞ともいえる「パンジーの苗」が並び始めます。夏の花が咲き終わり、なにも植えていない花壇やプランターなどを見ていると、さあ次は春に向けてパンジーを、と思っていらっしゃる方も多いかもしれません。

そこで今回は10月初旬から中旬に植え付けた場合、10月中旬から下旬に植え付けた場合、11月初旬から中旬に植え付けた場合、11月中旬から下旬に植え付けた場合、12月上旬から中旬に植え付けた場合、12月中旬から下旬に植え付けた場合はどうなるのかを書いてみたいと思います。
ちなみに平均気温も書いていますが、これは私の住んでいる大阪府の平均気温なので、購入及び植え付ける時はお住まいになっている地域の気温を目安にご判断ください。
植え付け時期による成長
パンジーの植え付けに適した時期は「最低気温が10℃前後」になったときです。
それでは半月ごとに見ていきましょう。
10月初旬から10月中旬に植え付け
2026年10月10日の大阪府の最高気温は29℃、最低気温は18℃となっています。これは10月の中でも特別に暑い日と考えて、本来のこの時期の最高気温は25℃前後なので人間にとって快適な季節です。
パンジーの植え付けを考えると、平年値では最低気温が15~18℃前後あるので、この時期に植え付けると茎が徒長し、株がバテてしまうリスクがあります。植え付けはもう少し待ちましょう。
10月中旬から10月下旬に植え付け
朝晩は12〜14℃くらいまで下がり、最高気温も20〜22℃前後と植え付けても大丈夫かなと感じる季節になってきました。しかし最低気温が14℃くらいまで上がる日もあるため、植え付けはもう少し待った方が安全かもしれません。
最低気温を見る限り、植え付けは可能な範囲に近いですが、気温の高い日が続くようであればもう少し下がってからにしましょう。
11月初旬から11月中旬に植え付け
最低気温が10〜12℃前後まで下がってきたらパンジーの植え付けの最適期になります。
最高気温も20℃を下回ってくるため、暑さによる蒸れや徒長のリスクがほとんどなくなります。また根がどんどん伸びて株がしっかりと仕上がります。
できればこの時期に植え付けることをお勧めします。

11月中旬から11月下旬に植え付け
最低気温が10℃を割り込み、寒さを感じ始める時期です。
株の成長はゆっくりになりますが、地中では春に向けた根張りが着々と進みます。11月初旬から中旬に続き、じっくり良い株を選んで植え付けるには良いタイミングです。
11月初旬から中旬に植え付けができなかった場合は、この時期に植えましょう。
12月上旬から12月中旬に植え付け
最低気温が6〜8℃まで下がってしまうと、地上部の成長は一時的に止まりますので、植え付けてもすぐには大きくならず、春が来るまでじっと耐える状態になります。
植え付け自体は可能ですが、できれば11月中に済ませておくのが理想的です。11月に植え付けができなかった場合は、おそらくこの時期がパンジーの苗を植えるギリギリだと思います。
12月中旬から12月下旬に植え付け
最低気温が3〜6℃前後となり、寒い日が多くなってきます。
この時期に植えると地温が低すぎて根が十分に張れず、春になっても株の立ち上がりが遅れてしまうことになります。今期のパンジーの植え付けは諦めて翌年にしましょう。
植え付けについて書いてきましたが、購入時期も同じです。例えば気に入った苗があったから先に買ってポットのままで植え付け時期が来るまで置いておこうとすると次のようなリスクが生じます。
- ポット内の温度が上昇する:黒いポリポットは日光に当たると熱を持ちやすく、中の土や根が蒸れて傷んでしまいます。
- 水切れを起こす可能性がある:小さいポットのまま置いておくと、水切れを起こすかもしれません。
- 徒長する:日光に当たるとポット内の温度が上がったり、水切れの心配があるかもと思って日陰に置いてしまうと茎がひょろひょろと伸びてしまいます。
そのため「苗は買ったらすぐに植え付ける」ということを基本として、購入と植え付けのタイミングはセットでお考えください。
パンジーは、植え付ける時期さえ間違えなければ、春にはあふれるほどのお花を咲かせてくれるとても丈夫な植物です。お店で素敵な苗を見かけても気温が高いうちは買いたい気持ちをぐっと抑えて、最低気温が10℃前後になるのを確かめてから、お気に入りの株をお迎えしてくださいね。
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