日本の花・国花について

日本の花、国花はなにかご存知でしょうか。ある人は菊といい、ある人は桜といいます。

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日本の国花は桜と菊

実は菊も桜も国花です。しかし法律で定められているものではなく、広辞苑によりますと国花とは国民に最も愛好され、象徴とされる花とされています。

日本は国花が2つありますが、特に珍しいことではなく、イギリスではバラとアザミと水仙の3つ、フランスでは百合とアイリスの2つの国花があります。ほかにも国花が複数という国があり、1種類と決まったものではありません。

ただアメリカには国花はなく、各州ごとの州花があります。また国花のない国もあります。

国花・桜

日本人は桜が好きです。桜を愛でて春を感じる人も多く、昔から歌に詠まれることも多い花です。

百人一首では伊勢大輔の「いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな」や、紀友則の「ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ」などが桜を詠んだ句ですね。

また与謝野晶子さんは「清水へ 祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢ふ人 みなうつくしき」と詠んでいます。

そしてコブクロさんの桜や、ケツメイシさんや森山直太郎さんのさくらや、福山雅治さんの桜坂など、今でも多くの桜の歌があります。それだけ日本人には桜が根付いているのでしょう。

国花・桜

桜の花言葉のひとつに「精神の美」というものがあります。

桜は春になると一斉に咲き誇り、あっという間に散ってしまいます。満開の美しさと潔い散り際に芯のある美しさがあることを感じるということで、精神の美という花言葉が付けられたと聞いています。

そのほかの花言葉は「優美な女性」「純潔」です。

国花・菊

菊といえばお仏壇に飾る花と思われる人も多いようですが、生け花をする人にとっては菊の花はとても馴染みのある花です。

9月9日を重陽の節句といいますが、これは菊の節句です。

国花・菊

また菊の紋を菊花紋章といい日本の国章になります。

パスポートにも菊の模様が付いていますが、国章は十六弁八重表菊であり、パスポートについているものは十六弁八重表菊をデザイン化した十六弁一重表菊です。

秋になると菊の花が綺麗に咲きますが、その中でも展覧会に出品されるような菊は素晴らしいものがあります。出品されている菊は1本仕立てや3本仕立て7本仕立てなどの大菊や、盆栽仕立てや懸崖仕立てなど、どれも見入ってしまう作品ばかりです。

菊の花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」です。


桜はバラ科、菊はキク科

植物はいくつもの科に分かれており、代表的なものがバラ科とキク科です。

バラ科

バラ科の植物は世界に約100属2,000種あるといわれています。特徴として花弁とがくはそれぞれ5枚あり、雄しべは10本あるいは多数あり、雌しべは1本のものから多数分立するものまで多様に渡っています。

よくご存知の植物では、バラのほか、桜や梅、桃、イチゴ、梨、アーモンド、リンゴといった果実にも多く、桜の季節に咲くユキヤナギや、秋を感じさせてくれるワレモコウもバラ科になります。

キク科

キク科はバラ科より遥かに種類が多く、世界で約1,200属23,000種以上もあるといわれています。

キク科の花は良く知られている大輪の菊や小菊のほか、マーガレットやタンポポやガーベラ、ひまわりなどの見るからにキク科とわかるものから、コスモスやマリーゴールドなどの言われればそうだなと思うものや、レタスや春菊、フキやゴボウといった野菜まであります。

ところで菊の花ってどれがひとつの花だと思いますか?

菊の花ってどれ?

例えば大輪の菊の花ですが、ひとつの花ではありますが、あのひとつの花は小さな花の集合体です。先端が円盤状になった花軸にたくさんの小さな花が集まって形を作っています。

花のひとつひとつは筒状になっており、5枚に分かれた花弁があります。もちろんそれぞれに雄しべと雌しべがあります。花弁だと思っている部分は全てひとつの花なのです。

それを頭状花序(とうじょうかじょ)といい、主にキク科の花はこの花序で成り立っています。

国花について少しだけ書いてみました。考えてみれば春に桜を楽しみ、秋に菊を愛でることができる、そのどちらも国花だなんて素敵ですね。

次からは各都道府県の花を紹介していきたいと思います。

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