無菌培養(むきんばいよう)
無菌培養は植物の繁殖方法のひとつで、微生物や菌などをなくした培地に植物の細胞や種子を入れて行なう培養のことです。
ラン科の植物の種子はそのものに栄養分がないため、ラン菌と呼ばれる微生物との共生が必要になります。しかし良い状態のラン菌の接種は難しいようです。この無菌培養はラン菌がなくても発芽・生育するため、洋ランの多くはこの手法で作られています。
無限花序(むげんかじょ)
花序というのは枝や茎の上における花の配列状態のことをいいます。
無限花序というのは、リアトリスやストックやアブラナ、デルフィニウム、キンギョソウのように花が花軸の元のほうから先端に向けて順次咲いていくもののことです。
無弁花(むべんか)
文字通り花弁を持たない花を無弁花といいます。その中には花弁状になったガクも含まれています。例えば庭木としてよく知られているジンチョウゲですが、これは花のように見えているのはガクですので無弁花になります。
また花弁だけでなくガクも持たない花を無花被花をいい、代表的な花ではドクダミやマツムシグサ、ヤナギがあります。
叢立ち(むらだち)
植物の生活型のひとつで、一株の株元からいくつも茎を出す形態を叢立ちといいます。群立ちともいいます。