最初は綺麗だったプリザーブドフラワーアレンジメントも、月日が経つと花弁の欠けや埃などの汚れを始め、いろいろな傷みが生じてきます。買ったとき高かったのにとか、せっかくのプレゼントだから捨てたくないなと思うこともあるでしょう。
今回はよくある傷みの中で、傷み始めた初期の頃に自分でもできる対処法についてのお話です。
プリザーブドフラワーの花弁が欠けた
生花と同じように綺麗なプリザーブドフラワーですが、生花よりデリケートなので乾燥が進んだり、衝撃を与えただけで花弁が欠けてしまうことがあります。
花弁が欠けた場合の対処法
黒くなった部分が欠けている箇所として説明します。
欠けが小さく浅い場合
欠けた個所が少しであれば花弁の形に添うように丸くカットします。一気に切らず少しずつ欠けた部分を切っていってください。
欠けが大きく深い場合
欠けが深いようなら欠けを中心にハート型の上部のように丸く補正をしていくと自然な花弁に見えます。その時も少しずつ切るようにしてください。
ハサミは小さいものが使いやすいです。プリザーブドフラワーは仕入れた時から欠けていることもあり、私も花弁を補正することがあります。その時に使うのはタミヤのプラモデル用のデカールバサミです。小さいので使い勝手がいいです。
プリザーブドフラワーの花弁が半透明になった
特に梅雨時に多いのですが、多湿な状態になると花弁が半透明になってしまうことがあります。基本的に湿度が下がると数日で元に戻るのですが、ドライヤーを使うか乾燥剤を使うと早く元に戻ります。
花弁が半透明になった時の対処法
自然に戻るのを待ちながら乾燥剤で手助けをするというのが失敗もなく簡単な方法です。乾燥剤をクリアケースの中に入れてそのままにしていると、少しずつ元の状態に戻ってきます。
しかしどうしてもすぐに乾燥させたいのでしたら、ドライヤーの風を遠くから当てるということで徐々に透明だったものが戻ってきます。ドライヤーは風が強く当たらないように手で調節をしながら弱い風で当てます。
ただ乾かしすぎると今度は欠けやすくなってしまいますので、乾かしすぎには注意して下さい。
アレンジメントに虫やカビが発生した
プリザーブドフラワーに稀に虫が付くということがあります。またカビも発生することがあるようです。特に多湿の場所に飾っていた場合に虫やカビが発生するといわれています。
虫やカビが発生した時の対処法
すぐに虫やカビの付いている部分をハサミでカットしてください。そのあとは防虫剤と乾燥剤を近くに置き、通気性のよい場所で保管しましょう。
花に埃がついた
造花と違いプリザーブドフラワーは生花を加工した天然素材のため、静電気が起きにくく埃も付きにくいのですが、それでもケースに入れず1年もすればそれなりに埃が気になることだと思います。
埃が付いた時の対処法
一番いいのはドライヤーの弱冷風で飛ばしてしまうことです。あとは柔らかいブラシでサッと掃うのもいいですが、花弁を傷めないように気をつけておこなってください。手で払うのは厳禁です。
プリザーブドフラワーのトラブル対処法を紹介しましたが、一番はプリザーブドフラワーにとって環境の良い場所に飾っていただくことが長持ちの秘訣です。