アレンジメントを作る時に必要なもののひとつとしてフローラルフォームがあります。フローラルフォームというのは生け花で使う剣山と同じで花材の固定に使います。
フローラルフォームは吸水性スポンジともいい、よくご存知なのはオアシスという名前ではないでしょうか。
このオアシスというのは、アメリカオハイオ州に本社があるスミザーズオアシス社の商品名「オアシス」のことで、フローラルフォームの中でも有名なため、そのまま通称になってしまいました。正しくはフローラルフォームといいます。オアシスのほか、いろいろな会社から同様の製品が販売されています。
フローラルフォームの水の含ませ方
花屋では毎日のようにアレンジメントを作るので、フローラルフォームに常時水を含ませた状態で置いてありますが、ご家庭では使う分だけカットしてから水を含ませるようにしてください。残りは乾いたままで保管しましょう。
フローラルフォームカッター(オアシス用のナイフ)というものがあり、花屋では使っている店も多いですが、お家ではカッターナイフや包丁でカットされるといいと思います。
水の含ませ方はバケツやボウルに水を張りそっと浮かべます。早く水を含ませようと上から押さえたりせずに、自然にフローラルフォームが沈むのを待ちます。時間は数分もかかりません。
ただ100円ショップで売られているものは私自身が購入したことがないので吸水時間がわかりません。100円ショップのものを使われる時でも同じように沈むのを待っていてください。
フローラルフォームを無理やり水に沈めてはいけない理由
上から押さえて無理やり水に沈めてしまうと、この写真のように中までしっかり水分を含みません。
またバケツやボウルに浮かべず、フローラルフォームの上から水をかけて水分を含ませるのも同じ理由からやめてください。フローラルフォームに水を含ませると約98%が水分になるといわれています。
本当に98%になるかやってみました。結果はこちら↓↓↓
フローラルフォームの種類
オアシス社のフローラルフォームには固さが何種類かあり、通常はオールマイティーに使えるスタンダードという種類を使いますが、太い茎や枝物などを挿そうと思ったらデラックスというものを、カラーやチューリップなど茎の柔らかい花を挿す時にはスプリングタイムという種類をお使いになると花が挿しやすいと思います。
使ってみようかなと思われたなら花を買ったお店で訊ねてみてくださいね。