大阪府には現在33市9町1村、合計43の市町村があります。
このページは大阪府内の市町村のシンボル花とシンボル木を一覧に纏めています。
まだ決まっていなかったり、探しても見つけることができなかった市町村の花や木の欄は「-」と記していますが、わかり次第追加します。
市町村の花と木の前に、まずは大阪府のシンボル花とシンボル木から紹介します。大阪府の花はふたつあります。
大阪府のシンボル花ひとつめはウメ(梅)
梅はバラ科サクラ属の落葉高木です。
百人一首の最初に「難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花」という序歌が読まれますが、この中に出てくる「この花」は梅の花だといわれています。そしてこの歌は難波高津宮で大鷦鷯尊が即位し仁徳天皇となった時に、世の中の繁栄を願って詠まれた歌だとされています。
そのような理由で大阪と梅は縁のある花ということで、府の花のひとつに指定されています。
梅の花言葉
「高潔」「上品」
大阪府のシンボル花ふたつめはサクラソウ(桜草)
大阪府のもうひとつのシンボルフラワーはサクラソウです。
サクラソウは大阪府千早赤阪村と奈良県御所市の境にある金剛山に、サクラソウの原種であるクリンソウが自生していることから梅と並んで府の花になりました。
クリンソウは漢字で九輪草と書き、花の咲き方が寺院の屋根の先に付いている九輪に似ていることからきています。サクラソウ科サクラソウ属の多年草です。
サクラソウの花言葉
「青春の喜びと悲しみ」「希望」「可愛い」「少女の愛」「初恋」「淡い恋」「無邪気」「清らか」
大阪府のシンボル木はイチョウ(銀杏)
イチョウは幹や枝から垂れ下がったような突起物ができることがあり、その形が人や動物の乳房に似ていることで別名で乳の木(チチノキ)ともいいます。
約1億5千万年前から存在する古代生物の生き残りといわれ、日本と中国の一部にしか現存していません。雄木と雌木があり、葉に切れ込みがあるのが雄木で、切れ込みの浅いものあるいは切れ込みのないものが雌木だともいわれていますが、それは俗説らしく実際はよくわかっていません。見分ける方法は実ができると雌木です。
イチョウは雄木と雌木が離れていても風で受粉できる風媒花なので、近くに雄木がなくても実をつけます。
大阪府では大阪城公園や御堂筋のイチョウ並木がよく知られており、季節になると銀杏を拾う人が多く見られます。実ができるということは雌木なのですが、最近、御堂筋では銀杏のにおいや道路にまで出て拾う人もいるため危険ということから、雌木から雄木へ植え替えを進めているようです。
大阪府内の市町村のシンボル花とシンボル木一覧
市町村 | シンボル花 | シンボル木 |
---|---|---|
大阪市 | パンジー・サクラ | - |
高槻市 | ウノハナ | ケヤキ |
茨木市 | バラ | カシ |
箕面市 | ササユリ | イロハモミジ |
池田市 | サツキツツジ | クスノキ |
豊中市 | バラ | キンモクセイ |
吹田市 | サツキ | クスノキ |
摂津市 | ツツジ | クスノキ |
枚方市 | キク・サクラ | ヤナギ |
交野市 | ツツジ | サクラ |
寝屋川市 | バラ | サクラ |
守口市 | サツキ | クスノキ |
門真市 | サツキ | クスノキ |
四條畷市 | サツキ | クスノキ |
大東市 | キク | サンゴジュ |
東大阪市 | ウメ | クスノキ |
八尾市 | キク | イチョウ |
柏原市 | ツツジ | コノテガシワ |
松原市 | バラ | マツ |
藤井寺市 | キク | ウメ |
羽曳野市 | モモ | タチバナ |
堺市 | ハナショウブ | ヤナギ |
大阪狭山市 | ツツジ | サクラ |
富田林市 | ツツジ | クスノキ |
河内長野市 | キク | クスノキ |
高石市 | キク | マツ |
泉大津市 | サツキ | クスノキ |
和泉市 | スイセン | クスノキ |
岸和田市 | バラ | クス |
貝塚市 | コスモス | カイヅカイブキ |
泉佐野市 | ササユリ | イチョウ |
泉南市 | ウメ | クスノキ |
阪南市 | サツキ | マツ |
豊能郡豊能町 | タンポポ | スギ |
三島郡島本町 | ヤマブキ | クスノキ |
豊能郡能勢町 | ササユリ | ケヤキ |
南河内郡太子町 | サツキ | クスノキ |
南河内郡河南町 | ユリ | サクラ |
泉北郡忠岡町 | サツキ | クス |
泉南郡熊取町 | ヒマワリ | ウメ |
泉南郡田尻町 | コスモス | マツの木 |
泉南郡岬町 | ツツジ | マツ |
南河内郡千早赤阪村 | ヤマユリ | クスノキ |