クラシックデザイン(classic design)
クラシックデザインとはフラワーアレンジメントの基本的な形で、三角形や丸などといった幾何学的に配列し、次のような形に構成します。
- トライアンギュラー:二等辺三角形に構成
- ヴァーティカル:垂直形に構成
- エルシェイプ:アルファベットのLの形に構成
- ファンシェイプ:放射状に構成
- クレセント:三日月形に構成
- ホガース:アルファベットのSの形に構成
- インバーテッドティー:アルファベットのTの字を逆さまにしたように構成
- オーバル:楕円形・卵型に構成
- ダイアゴナル:ダイヤモンド形の中に対角線を構成
- ホリゾンタル:オールラウンドで床面に対して水平に構成
- ドーム:半円球状に構成
- コーン:円錐に構成
- ピラミッド:三角錐に構成
ジオメトリックフォームともいいます。
クラスターブーケ(cluster bouquet)
クラスターには花やブドウなどの房の意味があることから、花や色などをグループ分けして房状にまとめたブーケのことをクラスターブーケといいます。
クラッチメソード(cluth method)
ワイヤリングテクニックのひとつで、ワイヤーで花や茎を固定させたり挟んだりして留める方法です。
グラッドローズ(glad rose)
グラジオラスの花弁を開いてワイヤー処理したのち、それを組み上げて一輪の大きなバラの花のように作ったものをグラッドローズと呼びます。
グラメリア(glamellia)
グラジオラスの花弁を開いてワイヤー処理したのち、それを組み上げて一輪の大きな八重咲きの椿のように作ったものをグラメリアと呼びます。
クランツ(kranz)
花輪、リースを意味するドイツ語です。
グリーン(green)
植物の葉のこと。グリーンだけで構成するアレンジメントやブーケやコサージがあり、それぞれにグリーンアレンジメント、グリーンブーケ、グリーンコサージと呼びます。
クリスクロスメソード(criss cross method)
花に対して施すワイヤーテクニックで、子房やガクの部分にステムに対して直角に2本のワイヤーを十字になるように通して曲げ下ろし、人工的に茎を作る方法です。
写真はプリザーブドフラワーのバラにクリスクロスメソードを施したものです。はじめに十字になるようにワイヤーを通します。
次にステムに沿うようにワイヤーを下ろします。
ピアスメソードと似ていますが、ピアスメソードでは1本のワイヤーを使うのに対し、クリスクロスメソードでは2本を使う為、大きな花などに対しては安定感が良くなります。
十字どめやクロスメソードと呼ぶこともあります。
グルーガン(glue gun)
スティック状のグルー(樹脂製のノリ)を熱で溶かして使う器具です。形はピストルのようになっており、グルーを挿し込み、熱で溶かしながら接着します。
造花やプリザーブドフラワーのアレンジメントの際に使用し、生花には使いません。
グルーガンには高温用と低温用があり、高温用のほうがしっかりと接着ができますが、手にグルーが垂れてしまうと火傷します。低温用のものは火傷しにくいですが、接着は弱く陶器やガラスなどには向いていません。
私は高温用のグルーガンとグルーポットというお皿にグルーチップを乗せて溶かすタイプのものを使っています。低温用のものは使っていません。購入される場合、初心者の人や子供さんには低温用を、慣れてきてしっかり接着したい場合は高温用をお勧めします。
クレセント(crescent)
三日月形に構成するアレンジメントやブーケやコサージのことで、曲線で流動感のあるラインが特長です。
アレンジメントには180度展開のものと、360度展開のものがあります。ブーケの場合、検定試験では縦長のクレセントに仕上げますが、ブライダルで使うブーケなどでは、縦長だけでなく横長に構成したクレセントブーケも素敵です。
クロス(cross)
十字形に構成したアレンジメントでキリスト教の葬儀用として使います。