- ブーケ(bouquet)
- ブートニア(boutonniere)
- ファン(fan)
- ファンデーション(foundation)
- フィラーフラワー(filler flower)
- フェザーリング(feathering)
- フォーカルポイント(focal point)
- フォームフラワー(form flower)
- フォリッジ(foliage)
- フックメソード(hook method)
- フラワーデザイン(flower design)
- フラワーボールブーケ(flower ball bouquet)
- プレイヤーブックブーケ(prayer book bouquet)
- フレンチブーケ(french bouquet)
- フレンチボウ(french bow)
- フローラルスプレー(floral spray)
- フローラルダイ(floral dye)
- フローラルテープ(floral tape)
- フローラルフォーム(floral foam)
- フローリストナイフ(florist knife)
ブーケ(bouquet)
フランス語で花束のことをブーケといいます。ブーケには贈呈用のものだけでなくウェディングブーケも含み、さまざまな用途に用います。
ブーケに関する用語
ブーケスタンド(bouquet stand)
ブーケスタンドはブーケを飾る際や製作時にハンドル(持ち手)を固定して使用します。素材は金属やプラスチックなどがあります。
ブーケホルダー(bouquet holder)
花を挿すことができるフォーム(オアシス)に、ハンドル(持ち手)が付いているブーケ専用の用具です。ハンドルに対して直角にフォームが付いているものや、斜めになっているもののほか、サイズも種類があります。
ブーケボウ(bouquet bow)
ブーケを引き立て動感を与えるためのリボンワークで、大きさの違うリボンを重ねて作ります。
ブートニア(boutonniere)
男性用の花の胸飾りのことをブートニアといいます。
ウェディングで使用するブートニアは、新婦の持つウェディングブーケと同じ花を使うのが原則です。これは男性がプロポーズするときに野に咲いている花を集めて花束にして女性の元に行き、女性がプロポーズを承諾するならその花束の中の花を一輪抜き取って男性の胸に飾ったことに由来します。
衣装に留めるときはブートニアピンを使って留めます。
ファン(fan)
扇を広げたような放射状に構成したアレンジメントのことをファンといいます。
ファンデーション(foundation)
土台や基礎のことをファンデーションといい、土台を作る作業のことをファンデーションワークといいます。
土台にはフローラルフォームだけでなく、剣山やワイヤーなども使用します。
フィラーフラワー(filler flower)
かすみ草やスターチス、レースフラワーなど、枝分かれして沢山の小花がついている花をフィラーフラワーといい、花と花の間を埋めたり繋げたりするために使います。また全体の纏まり感や立体感も出してくれます。
アジアンタムやアスパラガスのグリーンも、フィラーフラワーに含まれることがあります。
フェザーリング(feathering)
フェザーリングは一輪の花を1/2や1/4に分けて小さな花を作る方法のことです。
次の写真はフェザーリングの手順を撮ったものです。最初の写真はフェザーリング前のホールのままのカーネーションです。
次の写真はカーネーションの花を1/2や1/4に分けたものです。
左側が1/2、右側が1/4です。このように分けたカーネーションにワイヤリングをしてテーピングをします。仕上げたのが次の2枚の写真です。正面からとステム側から撮っています。
フォーカルポイント(focal point)
視覚上の焦点のことで、テキストではFPと記載されている場合もあります。フォーカルポイントには、一番綺麗な花や存在感のある花を使うのが良いでしょう。
また構成上の焦点のことはメカニカルフォーカルポイントといい、視覚上の焦点であるフォーカルポイントとは別です。
フォームフラワー(form flower)
個性があり一輪でも存在感を感じる花で、胡蝶蘭やカトレアなどのラン類やユリなどがフォームフラワーです。
フォーカルポイントとして使用する場合が多い花です。
フォリッジ(foliage)
葉、または葉飾りのことです。
フックメソード(hook method)
ガーベラや小菊、ダリアなどのキク科の花に用いるワイヤリングテクニックのひとつで、ワイヤーの先端を小さな鍵型に曲げて花の中心部に上部から挿し通し、先端が見えなくなるまで引き下げて留める方法です。
花によっては茎の下から挿し入れ、花の中心にワイヤーが出たら鍵型に曲げたあと、引き戻す方法も使います。
写真はスプレー菊にフックメソードを施したものです。ワイヤーの先端が鍵状になっています。
そのあと次の写真のようにワイヤーが見えなくなるまで引き降ろします。中心部分からはワイヤーが見えないのがお解りいただけると思います。
フラワーデザイン(flower design)
生花、造花を問わず花の造形のことです。
フラワーボールブーケ(flower ball bouquet)
ボールのような球状に構成したブーケのことです。可愛らしいデザインでカジュアルなウェディングだけでなく、和風の花を使えば和婚用のブーケにもピッタリです。
白い花で作ったフラワーボールブーケは、スノーボールといい冬季のウェディングに使われます。
プレイヤーブックブーケ(prayer book bouquet)
祈祷書に花を飾ったブーケの総称で、教会での式に使います。
聖書に花を飾ったブーケもあり、そちらはバイブルブーケと呼ぶ場合が多いです。
フレンチブーケ(french bouquet)
自然の茎を生かしたまま束ねたブーケのことです。
フレンチボウ(french bow)
リボンワークのひとつで、リボンを輪にしてワイヤーで巻き止めたものです。
フローラルスプレー(floral spray)
花用のスプレー式の染料のことです。
フローラルダイ(floral dye)
花用の液体染料のことです。
フローラルテープ(floral tape)
フラワーデザイン用のテープで両面粘着性になっています。ワイヤーに巻いて使うことが多く、茎や花、枝に合わせた色を選びます。
プリザーブドフラワーアレンジメントの場合、花材は花首でカットされているため、ワイヤーで茎を作り、その上からフローラルテープを巻いてから製作しています。
フローラルフォーム(floral foam)
花を挿す土台のことで一般にはオアシスという名称で知られています。
フローラルフォームには、生花用の吸水フォームと、ドライフラワーやプリザーブドフラワー用の非吸水フォームがあります。また柔らかな茎を挿すためのものや、硬い茎をしっかり留める硬めのもののほか、フォームをデザインの一部として使うこともできるようなピンクやオレンジなどカラフルなものもあります。
写真のグリーンの方は生花用のフローラルフォームで、グレーの方は、ドライ用のフローラルフォームです。アトリエはなこではドライ用のフローラルフォームを使ってプリザーブドフラワーアレンジメントを作っています。
フローリストナイフ(florist knife)
フローラルナイフともいい、フラワーデザイン用のナイフのことです。
ナイフを使って茎を切ると断面も綺麗に切れるため、水揚げも良くなります。