テーピング(taping)
花材にワイヤリングしたあと、ワイヤーが見えないようにフローラルテープを巻くことをテーピングといいます。
フローラルテープは、引っ張りながら巻きつけると薄く巻きつけることができる上、粘着力が強くなります。販売されているフローラルテープの中には粘着力の弱いものもありますが、粘着力の強いテープの方が簡単に巻きつけることができますので、最初は粘着力の強いものを選ぶ方が良いかもしれません。
写真はバラにワイヤリングをした後、テーピングをしている途中です。巻いていく方向にフローラルテープを伸ばしながら巻きつけていくと綺麗に仕上がります。テープの色もグリーンだけではないので、花材に合った色を選ぶと良いでしょう。
テーピングのコツは、茎の下のワイヤーの部分を左手の親指と人差し指で回転させながら押し上げ、同時に右手の親指と人差し指でテープを強く引っ張りながら巻きつけます。これの繰り返しなのですが、左手を回転させるときは親指を前に押し出すようにするほうが良いと思います。親指を引くようにすると、いつかは指が攣ります。(笑)左利きの人は逆になるかもしれませんね。
フローラルテープは巻きになっており、私は右手の薬指と小指に引っ掛けて巻いていきますが、難しいようでしたらフローラルテープを作業台の上に置いて引き出しながら巻いていく方法が簡単です。
テーブルデコレーション(table decoration)
卓上の装飾のこと。大きさや色は、TPOに合わせて構成します。
ティアラ(tiara)
冠状の飾りで、王冠型をした女性用のヘッドアクセサリーのことです。
テイクバック(take back)
360度展開のオールラウンドではなく、片側から見るようなアレンジメントを製作する際、垂直軸を後部へ傾斜させることをテイクバックといいます。テイクバックさせることで立体感や奥行きも持たせることができ、ゆったりとした安定感のある作品に仕上がります。
図はアレンジメントを横から見たものです。
薄い黄色は主軸になる花や枝などを垂直に立てて製作した時に花を入れることができる範囲です。濃い黄色の部分は垂直軸をテイクバックさせてできた+αの部分です。テイクバックすることで薄い黄色+α分の範囲に花を入れることができるようになり、花が窮屈になることなく仕上がりにも安定感が出てきます。
テクスチュア(texture)
織物、木材、石材などの物質から受ける材質感をテクスチャーといいます。
デコラティーフ(decorative)
英語のデコラティブのことで、装飾的な構成を指すドイツ語です。デコラティーフは植物本来の植生や花形にとらわれず、装飾の目的で自由により美しく飾りあげる構成方法です。
デコラティーフに対して、植物本来の特性や個性を尊重して構成するデザインはヴェゲタティーフといいます。
デコレーション(decoration)
飾りや装飾のことです。