水揚げ(みずあげ)
植物を切ったあと、水の吸収を良くするための技法のことを水揚げといいます。
水揚げは水の中で茎を切る水切り法が一番手軽で、殆どの花の場合は水切り法で問題ありません。しかし植物によってはどうしても水切りでは上手くいかないものもあり、その場合はさまざまな水揚げの方法を使います。
水揚げには次のような方法があります。
- 水切り:水の中で茎を切る
- 湯揚げ:茎を数秒だけ熱湯に入れた後、冷水に入れる
- 焼き揚げ:茎を炭化するまで焼く
- 折る:水の中で手折りする
- 叩いて砕く:切り口を木槌などで叩く
- 割る:根元を縦割りにする
- 表皮を削る:数センチだけ皮を削る
ほかにも塩やミョウバンを使う水揚げもあります。また切花だけでなく挿し木や挿し穂、接ぎ木などでも水揚げを行なうことがあります。切花の水揚げについては別のページで詳しく書いていますのでお読みください。
花束や切り花を長持ちさせるための自分でできる簡単なお手入れ方法
花束や切花を最後まで綺麗に咲かす為のポイントは、最適な水揚げと毎日の水替えです。殆どは水切りで問題ありませんが、そのほかの方法もありますので参考にしてください。花瓶のお水は常に清潔に保って最後の一輪まで大切に咲かせて下さいね。
ミルフルール(mille fleur)
ミル(mille)は沢山のだとか無数の、千の、という意味があり、ミルフルールは1000本の花の中からできるだけ多くの種類の花を用いて、高低をつけて花を構成することをいいます。