失敗したくないので合格するイメージしか持たない(花の資格6)

アレンジメントやコサージやブーケのサイズや角度、そして筆記試験の問題やテキストなど、短期間で覚えるため、一緒に受験をすることにした友人はこのように言いました。

頭を鉢巻か手拭いで縛っていないと、覚えたことがボロボロと出て行ってしまいそうになる。

本当にその気持ち、よくわかります。一緒ですから。

1級フラワー装飾技能士の試験のときは時間もあったので覚えるのも自然だったのですが、今回のNFDの勉強は無理やり頭に詰め込んだ感がありました。

NFD1級試験に向けての勉強も大詰め

試験が近づいてくると度胸も据わってきます。合格もできるんじゃないかとも思うようになってきます。

3つの作品はどれも時間内にできるようになっていたし、自分でもそれなりに納得できる作品に仕上がるようになってきていたからです。それでもまだここがとか、あそこが…というように細かいことは気になっていましたが、よくまあ1ヵ月半でここまでやったよねという気持ちでいっぱいでした。

いよいよ試験の当日です。

試験会場に着いて、一緒に受験する2人と会いました。

試験会場に知り合いがいるって安心ですよね。でもその反面、2人が合格して自分ひとりが不合格だったら嫌だなとは思いました。

まずは筆記試験から

数人が筆記試験を受けました。問題と解答用紙が配られ、目を通すと思いのほか簡単かなと感じたのでささっと仕上げ、2度ほど見直しをして途中退室し3人揃って控室に向かい、控室のドアを開けた瞬間驚きました。

筆記試験を受けている人数から推測すると、実技試験もそこまでの人数はいないだろうと思っていたのに控え室には信じられないほど大勢の人がいたのです。公認校からきた受験者は筆記試験がないのですから、実技試験には人が増えるということはわかっていたのですが、それでも自分の想像を遥かに超えた人数でした。

いよいよ実技試験開始

試験の内容や手順などは省略します。

まずはアレンジメントのパターンがクジで決まり、いよいよ試験開始です。その後もコサージ、ブーケ共にクジでパターンが決まり、試験は終了になりました。

私はブーケの時、もの凄く飛ばして作業したため、60分の試験時間のうち10分も余ってしまい、ちまちまと手直しをしながらも変に触って逆に潰してもいけないので、最後はぼけ~っとして終了時間を待ったことを覚えています。

試験終了

終わりました。カーネーションとの格闘はこれで終了です。っていうか終わりたいです。

終わった瞬間思ったことは、これで明日からカーネーションは1輪を分割することなく、アレンジメントや花束の花材として扱ってあげられる、でした。



試験の合否通知

カーネーションが1/2や1/4に分けられて、無残な姿になることもない平和な日々が続いていたある日、合否通知が届きました。

結果:合格

筆記:100点満点中98点だったかな99点だったかな。自分では筆記テストは100点満点だと思っていたのに、どこか1箇所間違えていたようです。

そして問題となる実技:300点満点中238点

この点数が合格者の中でどの程度のレベルなのかわかりませんが、合計点210点以上、平均点70点で合格できるところ、約80点近い平均点で合格できていたのは、2級までのことをなにも知らず、唐突に1級を受ける事に決めてから、たった1ヵ月半しかやっていない勉強量としては十分な点数だと思いました。

そして一緒に受験した2人も共に合格です。

NFD1級合格

そのあとの2人との会話で

ここまで来たら講師まで行くかな。
当然!やろうよ!

そうしてNFD講師までやってみようと決めたのでした。

【まとめ】1級フラワー装飾技能士からNFD講師まで(花の資格7)
1級フラワー装飾技能士の勉強から始まり、NFD1級試験の合格と続き、ようやく講師の資格を取得するまできました。その後、楽しくアレンジをしようという目的で教室を始めました。今は教室をしていませんが、皆様には花を楽しめる毎日を送って欲しいと思っています。
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