「STAY HOME」春に咲く球根の花を来年も咲かせる為の準備

世界中が大変なことになっています。こんな時期に何の話を書けばよいのかわからずブログの更新ができない日が続いていました。

私自身、花粉症ということもありマスクは常時2箱程度は持っていたのですが、新型コロナウイルスの影響で店頭でマスクの姿を見ることができなくなり、購入したいのであれば早朝からドラッグストアに並ぶか、ネットで販売している高額なマスクに手を出さないといけない状況が来るなんて思ってもいませんでした。

4月8日、緊急事態宣言が東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県・大阪府・兵庫県・福岡県に発令されました。その後、全都道府県に発令され、日本中が外出の自粛をしています。私がちょくちょくショッピングに出かける箕面キューズモールやエキスポシティも営業休止になり、ぶらぶらと歩いて何かを探すということもなくなり、必要なものを必要なだけ購入する生活に突入することになりました。とはいえ、食材は生協さんで1週間分まとめ買いしているので、用事がない限り私はほぼ家の中での生活です。

不織布のマスクは残り30枚程度持っていますが、私自身あまり長時間出かけることもなく、人の多い場所にも殆ど行く機会がありませんので、時間のある時にミシンで自分のものだけでなく家族の布マスクをデニム生地で作りはじめたところ、友人にも頼まれ、季節に合わせたコットンやガーゼやリネンなどを使って立体マスクやプリーツマスク、合計するとかなりの枚数を縫い、母の日が近づいたのでミシンを片付けました。

さて、この時期に花のネタってなにがあるのだろうと我が家に植えてある花を見ていると…目立つのが実はバラなんです。
バラの他にもカーネーションも咲き、アジサイもスクスクと成長し、花を見ていると新型コロナウイルスのことを忘れてしまいそうになります。

緊急事態宣言が発令された日、ひとりの友人が「勧めてくれたムスカリ、綺麗に咲いたよ!来春はラナンキュラスも植えるわ!」と写真付きで連絡をしてきてくれました。また他の友人からも庭に植えてある牡丹の写真を送ってきてくれたのを見て、大変な時期だけれど心の癒しに花が役に立ってくれているのだと嬉しくなった次第です。



STAY HOME 花を手入れしよう

テレビを見ていますと、芸能人の方々がお家でできるあれこれを紹介してくださっています。私はというと前以上に買い物にも行かなくなったので、難しいものは作れませんが卵と牛乳と砂糖さえあれば作ることができるプリンとか、プリンの材料に薄力粉を加えてクレープ、サツマイモを使ってスイートポテト、もち米と餡でおはぎといった簡単なおやつも手作りし始めました。

しかしおやつを作るのは昼からのことで、午前中は植えてある花を観賞して手入れをすることが日課です。花がらを摘む、水を与える、咲いているバラを切り花にして花瓶に生ける、などお昼までは花の前にいることが多い毎日です。

さて、春の花が咲き終わると夏の花に植え替えをしたくなりますね。春の花の中でも球根は翌年も咲かせることができますので、今回は球根の春から夏にかけてのお手入れを書いてみたいと思います。

春に咲く花で球根のものといえば、先に友人が咲いたよと写真を送ってくれたムスカリの他、代表的なものはチューリップがあります。その他にもラナンキュラスやヒヤシンスなどが球根から咲く春の花です。

球根植物の中にはニホンズイセンやシラーやクロッカスのように植えっぱなしでも問題ない植物もありますが、チューリップやヒヤシンスなどは一旦掘り上げて保管するのが基本です。

今回は土に植えるチューリップと、水栽培が多いヒヤシンスについて書いてみます。


土に植えるチューリップの場合

チューリップ

3月から4月に花を楽しんだら、花が枯れ始めるまでに花を摘みます。切るときは葉は残し、茎の途中から切るようにしてください。切った花は切り花として花瓶などでお楽しみくださいね。切るとき、まだ花が綺麗なのにと思いますが、躊躇わずに切ってください。早く切る方が球根内に栄養が残ったままになります。

切るときは病気に感染させないようにできれば手で折るのが良いのですが、はさみを使うときは、熱湯ではさみを消毒してから切るようにしてください。

切るのが遅くなると種ができます。植物が種を作ることはエネルギーを使います。種のためにエネルギーを使うと球根に栄養が回らなくなってしまいます。翌年にも綺麗なチューリップを咲かそうと思われたのでしたら、なるべく早めに花を切ってあげてください。花を切ってしまうと葉だけになります。そしてここからが来年のために球根を太らせる作業です。

葉だけになったチューリップは枯れたわけではないので水やりは必要です。しっかり日光に当て1週間に一度程度、液体肥料も与えましょう。

しばらくすると葉が黄色くなり枯れ始めてきます。枯れ始めたら水やりをやめて球根を掘り上げます。掘り上げた球根がいくつかに分かれていたらそれぞれに分けてやり、表面の土や古い皮や根を綺麗に落としたのち、ネットなどに入れて風通しが良く雨の当たらない場所で保管してください。

紅葉の季節がきたら、チューリップの植え付け時期です。

水栽培で見かけるヒヤシンスの場合

ヒヤシンス

ヒヤシンスは球根植物の中でも水栽培で育てる定番植物です。もちろん土に植えても良いのですが、水栽培で育てると花の可愛らしさだけでなく根の美しさも鑑賞でき、その全てを外から楽しんで育てることができます。

ヒヤシンスは小さな花が沢山咲き、上から順番に枯れ始めてきます。枯れ始めた花をそのままにしておくと種を作ってしまい、球根を弱らせてしまうので花がらはこまめに摘むようにしてください。

花が終わったら、茎を下の方で切り、根を傷めないように水栽培の器から取り出し、そのまま土に植えます。植える深さは根が出ていますので、深めに穴を開けてから植えてください。水栽培で育てていたため、最初のうちは土で育てる環境に慣れておらず、水分不足になりがちですので水を忘れないように与えてください。日光に当て1週間に一度程度の肥料も忘れないようにして葉が自然に枯れるまで育てます。

葉が枯れたら球根を掘り上げ、水洗いをしてから乾かし、チューリップの球根と同じようにネットなどに入れて風通しが良く雨の当たらない場所で保管してください。

ただ水栽培で育てたヒヤシンスは、最初から土で育てたヒヤシンスより球根のダメージが大きいため、翌年の開花は100%でないかもしれません。

なぜ葉が枯れるまで放置するのか

花を切ったあと葉を残しておくと、葉が光合成を行い球根に栄養分を貯蔵してくれます。栄養分の詰まった球根にするためには、どうしても葉が必要です。

肥料を与えるのも球根に栄養分を与えるためですので、忘れないようにお願いします。

チューリップの球根のところに、いくつか球根ができていたらそれぞれに分け…と書きましたが、花が咲いた球根が元になって分かれたのではなく、花の咲いた球根は小さくなってしまっており、周りに新しい球根ができています。この新しくできた球根に栄養を与えて翌年咲く球根に育ててあげるのです。

花もなく葉だけを育てる工程というのは、殺風景で楽しくないもので、えい!抜いてしまえ!と思ってしまいがちですが、球根のために我慢してくださいね。

また葉が枯れた後も球根を掘り上げなかった場合ですが、水を与えると腐ります。時期は真夏になりますので、水をあげようと思ってしまいますが、絶対にダメです。雨水もダメなので、雨の当たらないところで管理してください。そしてできるだけ風通しの良い場所がよいでしょう。

しかし球根の中には先にも書いたようにずっと植えたままでも大丈夫な植物や、数年に一度の掘り上げで良いものもあります。育てている植物はどうしたらよいのかご不明でしたらアトリエはなこまでご連絡ください。

夏の花への植え替えはどうしたら?

花屋さんやホームセンターは開店していますが、ホームセンターは多くの人が集まり大変な状態のようです。購入されるときは三蜜にならないよう、人の少ない時間帯にお店に行ってくださいね。またネットでの購入もお勧めです。

私の友人の1人は、よくサカタのタネやタキイネットで購入しているそうです。私もバラ苗をネットで購入することもあります。

新型コロナウイルスがあとどのくらいで終息するのかわかりません。その間にも私たちは毎日生活をしていかなくてはいけません。花が少しでもストレス解消のために役に立ってくれれば良いなと思っています。

くれぐれも体調に気を付けてこの大変な時を乗り切りましょう。