1年のうちで花に関係する行事やイベントを紹介・1月から3月まで

1年にはさまざまな行事がありますが、その中には花に関係する行事もたくさんあります。例えばお正月や雛祭りなどは、花を飾ってお祝いしますし、母の日にはカーネーションをプレゼントするのが定番です。

今回は年間にある行事で、花を贈ったり飾ったり愛でたりする行事を紹介したいと思います。

年間の行事とその日にちを一覧にしました。



1年間の花に関係する行事・イベント

イベント日にち
正月1月1日から3日
七草1月7日
成人の日1月第2月曜日
バレンタインデー2月14日
雛祭り3月3日
ホワイトデー3月14日
春の彼岸(春分の日)3月20日から21日頃のいずれか1日
イースター春分後の最初の満月の後の第1日曜日
花まつり4月8日
サンジョルディの日4月23日
すずらんの日5月1日
こどもの日5月5日
母の日5月第2日曜日
花の日6月第2日曜日
父の日6月第3日曜日
七夕7月7日
お盆8月13日から16日
重陽の節句9月9日
敬老の日9月第3月曜日
お月見旧暦の8月15日
秋の彼岸9月22日から23日頃のいずれか1日
天使祭10月2日
ハロウィン10月31日
七五三11月15日
感謝祭11月第4木曜日
クリスマス12月24日・25日

それではひとつずつ簡単に説明していきましょう。まずは1月から3月までです。

1月の行事

お正月(1月1日から3日)

お正月

お正月の準備は前年末に行いますが、ゆっくりと花を見ることができるのは、新しい年が明けてゆっくりしてからかもしれません。

お正月、特に元日は新しい年の初めの日で、農耕民族である日本人にとって五穀を司る年神様をお迎えする特別な日であることから、門松を飾りお節料理をお供えして新しい年の豊穣を祈りました。

お正月に飾る花で多いものは次のものがあります。

  • 松:真冬でも落葉することなく葉を茂らせることから長寿と健康のシンボル。
  • 竹:真っ直ぐに育っている姿が生命力を表す。
  • 梅:他の花より早く咲くことから春を告げる花。
  • 菊:不老長寿の力がある。
  • 千両:名前のように利益、富、裕福。
  • 南天:難を転じて福となすという語呂合わせ。
  • 葉牡丹:利益、祝福、慈愛という花言葉がある。
  • 福寿草:幸福と長寿のふたつの意味がある。

またしめ飾りや鏡餅には次のものも使いますね。

  • 橙:代々栄えるという縁起物。
  • 裏白:裏が白いことから白髪になるほどの長寿。シダから齢垂るにかけて長寿の意味。
  • ゆずり葉:新しい葉を待って古い葉が落ちることから子孫繁栄を表す。

その他に万年青や水仙を生ける人もいらっしゃいます。

お正月飾りは12月29日だと苦日飾り、31日だと一夜飾りといって避けられていますので、できましたら28日までに飾ることをお勧めします。

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七草(1月7日)

七草

秋の七草より覚えやすく馴染みのあるのが春の七草です。1月7日には春の七草の入ったお粥を食べて1年の邪気を払います。

この1月7日は五節句のひとつで、人日(じんじつ)の節句ともいいます。五節句はこの他に3月3日の上巳(じょうし)、5月5日の端午(たんご)、7月7日の七夕(しちせき)、9月9日の重陽(ちょうよう)があります。

七草はハーブと同じでそれぞれに効能があります。ちょうどお正月疲れも出始めた胃腸の回復に優しい食べ物ですね。七草の名前と効能は次の通りです。

  • セリ:風邪を予防するビタミンAの他、鉄分が豊富。
  • ナズナ:ビタミンAが含まれ、また解熱作用や利尿効果もある。別名はぺんぺん草。
  • ゴギョウ:ハハコグサとも呼び、喉の痛みに効果がある。
  • ハコベラ:ミネラル分が多く古くから薬草として使われていた。
  • ホトケノザ:高血圧の予防に良い。
  • スズナ:蕪(カブ)のこと。消化を助けるアミラーゼやビタミンCが豊富。
  • スズシロ:大根のこと。スズナと同じでビタミンCやアミラーゼで消化を助ける。

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成人の日(1月第2月曜日)

成人の日

成人の日に花を贈る人は、おそらくお誕生日やなにかの記念日などに花を贈る人から比べると少ないのではないかなと思います。

しかし成人式の頃はスイートピーやチューリップ、ラナンキュラスやフリージアなど、とても可愛らしい春の花がたくさん出始める時期なので、そういった春を先取りする花たちのアレンジやブーケのプレゼントがお勧めです。特にスイートピーには「門出」という花言葉もありますし、成人のお祝いにピッタリではないでしょうか。また20歳に合わせて20本の花を贈るというのもおしゃれです。

振袖を着ているときに渡すのであれば晴着を汚さないために、ユリなどの花粉のある花は避けるか、どうしてもユリを使いたいのであれば、きちんと花粉を取り去ってからアレンジやブーケに使うようにしましょう。

晴着に合う髪飾りも生花やプリザーブドフラワーで作ると華やかで素敵です。


2月の行事

バレンタインデー(2月14日)

バレンタインデー

古代ローマ時代、愛の伝導に一生を捧げたウァレンティヌス(バレンタイン)がローマ皇帝の迫害下で殉教した日(2月14日)に由来する記念日だということから始まったバレンタインデー。

日本では女性から男性にチョコレートを贈ったり、義理チョコや友チョコや自分チョコというとにかくチョコレートに関係する日だと思われていますが、これはメリーチョコレートやモロゾフが仕掛けたもので日本独自の習慣です。

西洋では男女共に想いを寄せる人にカードやプレゼントを贈る日です。男性からのプレゼントで人気があるのは赤バラがダントツです。また赤バラの他だとハート形をしたアンスリュームなども可愛いですね。

しかし付き合っている恋人同士なら赤バラもいいですが、これから付き合いたいと思っている女性に赤バラを贈ると少し重く感じられてしまうかもしれません。そんな時はピンク系のバラやガーベラやチューリップなどを贈ってみてはいかがでしょうか。

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3月の行事

ひな祭り(3月3日)

ひな祭り

ひな祭りは女の子の健やかな成長をお祈りする行事で、桃の節句や上巳(じょうし)の節句ともいいます。五節句のひとつで、七草のところにも書きましたが、3月3日以外にも1月7日の人日(じんじつ)、5月5日の端午(たんご)、7月7日の七夕(しちせき)、9月9日の重陽(ちょうよう)があります。

桃の節句と呼ばれる由来は、花桃には魔除けの力があると信じられてきたことと、ちょうど旧暦の3月3日頃に花が咲くことから、このように呼ばれるようになったそうです。しかし今は旧暦ではなく新暦の3月3日がひな祭りですよね。実は新暦の3月初旬には花桃は自然下では咲きません。

花屋で販売している花桃は農家さんが調整してひな祭りに合うように出荷していますので、花にとっては咲くタイミングが少し早いので負担になっています。ですから買って帰って生けても蕾のまま黒くなって枯れてしまうということが起きてしまいます。特に花は涼しいほうが長持ちするだろうと思って、涼しい部屋に飾ると必ず蕾のまま枯れてしまいます。

本来の花の開花は4月になってからなので、お家に飾る場合は寒くない4月の気温程度の場所に飾ってください。また風も乾燥の原因になりますのでエアコンの当たる場所は厳禁です。

花桃に合わせる花は菜の花やガーベラ、カーネーションなどの優しい花が良いですね。

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ホワイトデー(3月14日)

ホワイトデー

バレンタインデーのお返しに男性から女性へプレゼントを贈る日です。とはいえ、これは日本で生まれた文化で欧米にはありません。そのかわりにポピーデーやクッキーデー、フラワーデーというものがあり、これは聖バレンタインが殉教した1ヵ月後に再び愛を誓いあったという昔話にちなんでできた風習です。

ホワイトデーにはジュエリーがいいわと仰る女性もいらっしゃるでしょうが、案外自分で自分のために花を買うということも少ない人もいらっしゃるので、この機会に花を贈るというのも喜ばれると思います。

ホワイトデーの贈りものには決まった花はありませんが、優しいピンク系のアレンジや花束を贈る人が多いようです。また白い花ばかりだとか、カスミソウを抱えきれないくらいだとかと仰る男性もいらっしゃいます。

花屋の中は春の花真っ盛りの3月、可愛い花も一番多く出回る時期なので足を運んでみられてはいかがでしょうか。

またアクセサリーやジュエリーなどを贈るときでも、そこに小さなブーケを添えるだけでより素敵になると思います。

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春の彼岸・春分の日(3月20日から21日頃のいずれか1日)

春の彼岸

お彼岸は春と秋の2回あり、それぞれ春分の日、秋分の日を中日とした前後3日ずつを合わせた7日間をいいます。7日間の中でも中日は太陽が真東から出て極楽浄土があるといわれている真西に沈みます。この日に沈む太陽を拝むことは、西にある極楽浄土に手を合わせることになるのだそうです。

春の彼岸といえば「ぼたもち」ですね。これは牡丹の花から付けられた名前です。ちなみに秋の彼岸といえば「おはぎ」で、こちらは萩の花から付けられたものです。同じものなのに呼び名が違うのは、春に咲く牡丹の花と秋に咲く萩の花の違いからきています。

お彼岸にはお墓参りに行く人も多いと思いますが、お墓参りで避けられている花は、棘があるバラやアザミなどです。よく使う花では菊やカーネーションは定番ですし、ユリはお勧めですが、ユリは花粉で墓石を汚してしまうことがあるかもしれませんので、花粉を取ってからお供えすることをお勧めします。

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このページで書いた行事以外で1月から3月の間には卒業式や会社の転勤や異動などもあります。卒業のお祝いとしてよく使われる花はやはり春の花が多く、その中でも門出という花言葉のあるスイートピーや可愛らしいチューリップが人気のようです。
引っ越しを伴う転勤や異動の場合は荷物にならないものを贈るか、引っ越し先にお届けするほうが喜ばれると思います。

次のページでは4月から6月の行事について書いてみたいと思います。